作品1 「民家」

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写真は白黒版です。実際に表示されるのはカラー版です。






   〔ペーパークラフトを表示する〕
    (実際のペーパークラフトはカラーです)






 これは中世後期以降のヨーロッパの街に建ち並んでいた家のうち、石造りでないもので代表的なタイプのものの一つです。その昔、日本語版が(株)新和から出ていた頃、D&D(R)の公式シナリオサプリメント、B6「陰謀の街スペキュラルム」には、街の中でのキャラクターたちの動きを判りやすく、また詳細に行う等の目的からか、切り取って組み立てる「家」のペーパークラフトが付いていました。これを作って並べれば、街中に建ち並ぶ家々を演出することができるようになってたんですが、当時この紙で作る家の模型を見た私はとても新鮮に感じた覚えがあります。
 今回、初めて「家」のペーパークラフトを製作するにあたって、このモジュールに付属のものも、大いに参考にさせていただきました。実際の製作では、このモジュールのペーパークラフト、参考書籍、ネット上で見つけた参考写真などを並べ、家の分解図を描いていくという作業を行いました。参考資料を調べていくと、B6モジュール付属の家は、中世〜近代ヨーロッパの代表的な作りの家のひとつであるとわかりました。最初からこのタイプの家を描こうと思っていたのと、最初のペーパークラフトなのでシンプルな作りにしようという事で、家の縮尺…というか全体的なサイズとかもろもろをお手本にさせていただきました。参考にした写真の家は、イギリス、ヨーク市に残る民家なんだそうで、その家は実際にはもっと大きく、凝った作り(間取り)でしたが、あえてシンプルな作りのペーパークラフトにするために、B6モジュールのものと同様の間取り(ってゆうかワンルームな感じ)にしました。まあ、モジュールのペーパークラフトそっくり(笑)。ドアや窓の位置や、壁面を横に走る柱の高さやらを同じようにしてしまったので、もう少し工夫すればよかったと、反省してます。とはいえ、暖炉の裏から伸びる煙突や屋根など、資料写真の家に忠実な(つもり)箇所も一応はあったりします(言い訳)。

ダウンロード及びファイルの使用について:
1. 〔ペーパークラフトを表示する〕をクリックすると、別ウィンドウが開き、ペーパークラフトの画像ファイルが表示されます。表示されたら、右クリック→「画像に名前をつけて保存」などで、画像ファイルをご自分のパソコンなどに保存して下さい。
2. 保存後、この画像ファイルを画像ソフトなどで開き(またはエクスプローラでこのファイルをダブルクリック)、直接印刷して下さい。
   印刷サイズについては、印刷プロパティや設定などで、縮尺%を調節して都合のよい大きさにしてください。
3. 印刷されたものをハサミなどで台紙から切り離し、組み合わせて糊などで貼り合わせ、適当なところに立てれば家のできあがりです。
  
 画像ファイルの表示テストには「Microsoft Photo Editor」を使用しました。
  
 印刷後、台紙から切り離した後の組み立て方の解説は、特に難しくはないと思いましたので省略させていただきました。

家の説明:
 この家は、中世頃のヨーロッパでは代表的な建築法の一つだった「ハーフティンバー」と呼ばれる方法で作られたものです。その名のとおり、柱材が壁から露出して見えるのが特徴です。壁は、葦や端材を格子状に編んで作ったものに、粘土などを厚く塗って仕上げてあります。暖炉は見ての通り一箇所あり、煙突とともに石組みで作られています。家の屋根は、中世初期や貧しい家の場合は藁葺き(わらぶき)、少し時代が下りそれなりに貧しくない家になると木のスレート(板材)かルーフタイル(まさに屋根瓦です)が敷き並べられていました。ちなみにこのペーパークラフトの屋根は、木の板材を用いたものです。このペーパークラフトではわかりませんが、中世のこういう家の床は木の板が敷いてあるか、大抵は地面がむき出しになっていたようです。水桶でもひっくり返そうものなら、床は泥水でどろどろの水浸しになって、それはそれは大変だったことでしょう。


参考資料:
(Library of Congress Cataloging in Publication Data)CASTLE」
  (著:David Macaulay、発行:Houghton Mifflin Company)
三省堂図解ライブラリー 中世の城」
  (文:フィオーナ・マクドナルド、画:マーク・バーギン、訳:桐敷真次郎、発行:三省堂)
「絵で見る ある町の歴史 タイムトラベラーと旅する12,000年」
  (画:スティーブ・ヌーン、著:アン・ミラード、訳:松沢あやか、発行:さ・え・ら書房)