TOP >> 資料映画 >> ホラー、オカルト、モンスター、パニック等

分類 :  〔歴史もの(非魔法・現実的)〕  〔歴史もの風(ファンタジー)〕  〔剣と魔法のファンタジー(歴史もの風以外)及びその他ファンタジー〕
      〔ホラー、オカルト、モンスター、パニック等〕  〔アドヴェンチャー、その他〕


 

資料映画(分類 : ホラー、オカルト、モンスター、パニック等)[収録作品数:77]

 ホラーやオカルト映画、また各種パニック映画なども、ここで紹介します。


 【ア行】 【カ行】 【サ行】 【タ行】 【ナ行】 【ハ行】 【マ行】 【ラ行】


行】

「アイ・アム・レジェンド(I AM LEGEND)」 >>公式サイト
 2007年、アメリカ作品。監督は、フランシス・ローレンス。出演は、ウィル・スミス、アリーシー・ブラガ、ダッシュ・ミホックなど。リチャード・マシスン原作の同名スリラー小説の映画化です。過去に2回映像化されている同作品ですが、今作はとても現代的・アメリカ映画的な作品として仕上がっているようです。
 舞台は、2012年のニューヨーク。米軍所属の科学者であるネヴィルは、致死率96%のウイルスの蔓延によって廃墟と化したニューヨークで、愛犬とともに、野生化した鹿を狩り、公園でトウモロコシを収穫する等して糧を得て、夜は、ウイルスによって変異を遂げ、闇を徘徊して人を襲う化け物とした感染者ダーク・シーカーの襲撃に怯え、家に立てこもる生活を送っていた。世界のほとんどの人類が死滅し、ダーク・シーカーに支配された世界に残された人類。ネヴィルは孤独に耐えながらも、ダーク・シーカーを人間に戻す血清の開発に励むのだった…。
 …とまあ、あらすじはそんなとこですが、私的にはちょっと。主人公の描き方については、それこそまあ現代的・アメリカ映画的アレンジということで仕方ないにしても、ラストがいただけません。「最後の人間」=従来の価値観を持った最後の存在として、ラストで価値観がひっくり返るところが映画化初作「地球最後の男」の肝だったと思うのですが…。もちろん、感染者のビジュアルのクオリティについては、さすがにCGなどによってなかなか凄いとは思いますが、作品全体…というより、オチがあまりにアメリカ映画的でいただけません。機会があれば、映像化初作「地球最後の男」と観比べてみることをお勧めします。
 ちなみに「オチ」というのは劇場公開版のラストのことですが、当初は、原作同様の趣旨のラストだったものが、アメリカでの先行上映テストの結果、このラストに差し替えられたのだそうです。さすがアメリカ。作品の意味をひっくり返すな。どあほ。本当のラストシーンは、DVDに映像特典として収録されているので、是非そちらを観てください。

「アローン・イン・ザ・ダーク(ALONE IN THE DARK)」(PG-12) >>公式サイト
 2005年、カナダ、ドイツ、アメリカ合作(98分)。監督・製作総指揮は、「ハウス・オブ・ザ・デッド」などで知られる名(迷)匠ウーヴェ・ボル。出演は、クリスチャン・スレイター(「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」等)、スティーヴン・ドーフ(「ブレイド」等)、タラ・リードなど。
 政府の超常現象調査期間「713局」に所属していたこともあるエドワード・カービィは、遙か古代に絶滅したアビカニ族の遺物を狙う「人ならざるモノ」に襲われる。また、得体の知れない異形の怪物も出現し、周囲で惨劇が起こり始める。自分も育った孤児院の仲間19人が突如として姿を消すという事件も調査していた彼は、やがて自分が子供の頃に孤児院で起こった事件の真相と秘められた陰謀、太古から息づく邪悪な存在を目の当たりにすることに…。
 後半は、713局の特殊部隊(ほとんど軍隊)と異形の怪物との戦いと、謎の確信に迫る主人公エドワードたちの戦いがメインとなります。この作品は、クトゥルゥ神話要素が登場することで知られる同名の3Dアクションゲームの映画化ですが、ボル監督が以前撮った「ハウス・オブ・ザ・デッド」同様、はっきり言って作品の出来は…(以下自主規制)。
 太古からの邪悪な存在という要素ではクトゥルゥ的かもしれませんが、作品内容的には「エイリアン2」を彷彿とさせるような、モンスターとのバトルアクション。元のゲームは、アクションよりも謎解きがメインだったと思いますが、この映画は全くの逆。あまつさえ、主人公は仲間たちと銃をぶっ放しながら進んで行き、一体どこが「アローン」なのかと。そもそも、冒頭から長ーい長い状況説明文(っていうか、一部ネタばらし?)を読まされたのにはちょっと…。グロなシーンや怪物との派手なドンパチさえあればOKって方なら、何も考えずに多少は楽しめるかもしれません。それ以外の方には、オススメできません。

「アンデッド(UNDEAD)」
(R-15)>>公式サイト
 2003年、オーストラリア。監督は、ピーター・スピエリッグ&マイケル・スピエリッグの兄弟。出演は、フェリシティ・メーソン、ムンゴ・マッケイなど。特殊メイクは、スティーブン・ボイル(「スターウォーズ EPOSODE II クローンの逆襲」等)。大気圏外で、隕石(彗星?)が爆発。小破片となった隕石は、田舎町バークレイに降り注ぎます(燃え尽きないw)。数人の住人が、不運にも(すごい確率w)、隕石の直撃を受けて命を落とします(死体が原型とどめるとはw)。しかし、即死したはずの彼らは起き上がり、他の住人に襲いかかります。生ける屍となった彼らは、生者を襲って、その肉を食らい、食い殺された者もまた生ける屍となり、どんどんその数は増えていきます。
 数人の生存者が、郊外の一軒家に逃げ込み、立てこもります。生存者は、一軒家の主でもある変わり者の男、怒鳴るだけで役立たずな男女の警官コンビ、言い争うミス・バークレイと元ミス・バークレイ(妊婦)、元ミスの夫(飛行機運送便操縦士)。やがて周囲は屍に囲まれ、彼らは車で脱出、謎の強酸性雨が降りしきる中の逃走の末、町の周囲が、謎の金属製の壁に囲まれているのを知ります‥。姿を現し始める、謎のローブ姿の光る人影たち。やっとのことで、元ミスの夫1人だけが、壁の外に飛行機で脱出しますが、そこは、軍や警察が飛び回り、「宇宙人に会わせろ」と叫び集まった群集がひしめいていました(なんか「未知との遭遇」テイスト)。やがて明らかになる雨の真実、ローブ姿の人影の正体‥。
 単なるゾンビもの映画ですが、マカロニウェスタンばりのガンアクションシーンも豊富。ガンガンぶっぱなして、なかなか景気はいいんですが、ストーリー展開に説得力やもっともらしさがあんまりなく、特殊メイクにそれなりに手間暇かけてるだけっぽいです。古いゾンビ映画は見飽きたって人は、どうぞ。特典映像で、出演者が「脚本を読んで、"これは大作だ"と思ったわ」とか言ってるのを観て、さすがになんか切なくなりました。

「アンダーワールド(UNDER WORLD)」(PG-12)
 2003年、アメリカ作品。監督は、レン・ワイズマン。出演は、ケイト・ベッキンセール(「ヴァン・ヘルシング」等)、スコット・スピートマン(「死ぬまでにしたい10のこと」等)、マイケル・シーン(「サハラに舞う羽根」、「タイムライン」等)、ビル・ナイ(「ショーン・オブ・ザ・デッド」等)など。吸血鬼(ヴァンパイア)と狼男族(ライカン)の間で、1000年もの間続けられてきた戦いは、600年前、狼人間のリーダーが殺されたことにより、状況が一変した。狼人間たちは四散して地下に潜み、吸血鬼の勝利は目前と思われた。狼人間を見つけ出して始末する吸血鬼側の処刑人(デス・ディーラー)であるセリーンは、狼人間たちが、ある1人の人間を追っているのに気づく。喰う以外には人間を追わないという狼人間が追う、謎の男マイケル・コーヴィン。その理由が明らかになるとき、狼人間の目論見、そして二つの種族の血脈の秘密が明らかになります。
 吸血鬼と狼人間の戦いは、もちろん肉弾戦もありますが、その多くは派手な銃撃戦で行われます。対狼人間用に用いられるのは、もちろん銀の弾丸ですが、改良型として、硝酸銀弾という、摘出不可能な液体銀を打ち込む弾丸も登場します。また、対吸血鬼用には、新型曳光弾とも思われる紫外線弾が使われ、体の中から吸血鬼を焼きます。
 狼男の変身はスムーズで、一瞬で変身できるわけではないものの、「狼男アメリカン」など往年の狼男ものに比べれば、まあまあスピーディーです。また、劇中では、永きに渡る吸血鬼の支配体制として、皆を率いる長老は1世紀ごとに交代で目覚め、眠りにつく際には、復活儀式によって記憶を次の長老に引き継ぐという「長老の交替制」が敷かれています。その他にも、吸血鬼と狼人間の関係、血統の秘密など、独特のホラー的ファンタジー的要素も描かれています。狼人間の方はといえば、変身して襲いかかってきまくる割りには、深みのある種族的な描写があまりないため、狼人間ファン(笑)には、その辺は物足りないかも。まあ、吸血鬼側も、超人的身体能力を発揮するシーンは多いものの、「吸血鬼らしいシーン」がほとんどないため、モンスターとしての吸血鬼の描写は物足りないかもしれません。せっかく吸血鬼&狼人間っていう、魅力的な設定があるのに、それが活かされず、ひたすら銃でドンパチばっかってのもどうかと。吸血鬼と狼人間の戦いというネタ自体は、悪くないんですが、素材がうまく料理できてない感じです。アクションシーン&主人公のファッション的には、マトリックスの影響が色濃いようにも見えます。
 ちなみに、主演のケイト・ベッキンセールは、異様なほどに美形に見え、魅力的ではあります。もし、彼女が一変して吸血鬼としての官能的な面を見せるようなシーンがあったとしたら、もっと作品自体のイメージも変わっていたのかも…。続編が作られるとかいう噂ですが…。大丈夫か?

「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(INTERVIEW WITH THE VAMPIRE)」
 1994年、アメリカ作品。監督は、ニール・ジョーダン(「クライングゲーム」等)。出演は、トム・クルーズ(「レジェンド 光と闇の伝説」、「トップガン」等)、ブラッド・ピット(「トロイ」等)、キルスティン・ダンスト(「スパイダーマン」、「スパイダーマン2」等)、アントニオ・バンデラス(「13ウォ-リアーズ」「マスク・オブ・ゾロ」等)、スティーヴン・レイ(「狼の血族」等)、クリスチャン・スレイター(「薔薇の名前」「ロビンフッド」等)など。
 冒頭の舞台は、1975年のアメリカ。あるマンションの一室で、行われている不可思議なインタビュー。自らを吸血鬼だという男は、テープレコーダーを前にして、これまで過ごしてきた200年の時について語り始めます‥。
 舞台は転じて、1791年のニューオリンズ。偶発的にも弟を殺してしまったことで自暴自棄になっていた若き農園主ルイは、ヴァンパイアに襲われます。レスタトと名乗るそのヴァンパイアは、ルイをヴァンパイアの世界に誘い、やがてヴァンパイアとなったルイは、レスタトとともに時を過ごすうちに、人の命を奪うことでしか生きられない吸血鬼としての自らの存在に罪悪感を抱くようになります。そんなルイの心を引きとめるため、レスタトは、母を病で亡くした5歳の少女クローディアをヴァンパイアと化し、かくして、レスタトとルイ、そしてクローディアの3人による、家族のような生活が始まります。5歳の少女の姿のまま、永遠に時間が止まってしまったクローディアを中心に、やがて3人は悲劇へと向かっていくことに‥。
 アン・ライスの小説、「夜明けのヴァンパイア」を映画化した作品です。アン・ライス氏は、当初、レスタト役にトム・クルーズは相応しくないと否定的だったそうですが、後にそれを撤回したそうです。化け物としての吸血鬼というよりも、不死であるが故に苦しみ、悩む、哀しき存在としての吸血鬼像が描かれ、アン・ライス的な吸血鬼世界が作り上げられています。なお、キャストは全く異なるものの、「クイーン・オブ・ヴァンパイア」という続編があります。

「宇宙から来たツタンカーメン(TIME WALKER)」
 1982年、アメリカ作品(83分)。監督、トム・ケネディ。出演は、ベン・マーフィ(「卒業」等)、ニナ・アクセルロッド(「コブラ」等)、オースティン・ストーカー(「ジョン・カーペンターズの要塞警察」等)、ダーウィン・ジョンストン(「ザ・フォッグ」(1980)等)、ジェームズ・カレン(「バタリアン」等)など
 実は、日本語タイトルが完全に“ネタバレ”になっています(笑)。古代遺跡で発見されたミイラが、アメリカのとある大学に持ち帰られます。ミイラをX線検査したところ、「このミイラは人間なのか?」という疑問が生じ、大学側は、大発見かと大盛り上がり。その頃、棺の表面に付着していた謎の“苔”(カビだったかも)に触れた男性が、(いわゆる“人食いバクテリア”的に)その手を侵されるという事件が発生。で、またその頃、X線検査の際、通常の10倍ものX線を照射されたため、ミイラが動きだし、棺から盗まれたクリスタルを探し求めて歩き回り始めます。そして、ミイラが、クリスタル全てを取り戻したとき…想像もつかないラストシーンが…(笑)。
 日本未公開作品で、日本国内ではDVD化もされていないので、実はかなりマニアックな作品らしいです。しかし、1984年に「日曜洋画劇場」で放送されたことがあり(このときのタイトルが「宇宙から〜」)、私はそれを観て、なぜかとても印象に残っていた、そんな作品です。
 登場するミイラは、特にアンデッドモンスターとしての参考になるわけでもなく、ましてや、ラストシーンが参考になるわけもなく…。人の身体を侵していく“苔”が印象に残ったくらいかな…(この苔が印象的で記憶に残ってました)。シナリオの参考としては、古代遺跡に残る危険な“人食い苔”、危険な“苔”を纏うミイラとか…。まあ、そのくらいでしょうか(笑)。

「ウルフ(Wolf)」
 1994年、アメリカ作品。主演はジャック・ニコルソン、そしてミシェル・ファイファー。比較的近年作られた「狼男」もの映画です。ジャック・ニコルソン演じる雑誌のベテラン編集者は、夜中の田舎道を車で走っていて狼らしき動物をはねてしまいます。車外に出て、狼に触れようとした途端、死んだと思っていたその狼は飛び起き彼の手に噛み傷を残して闇の中へと消えていきます。その後、狼に噛まれた彼に変化が…。
 昔からの「狼男」「人狼」映画はモンスター映画的なものが多いような気がするのですが、この作品の描写はまたそれらとは違って感じられます。ストーリーの主体は「モンスター」ではなく、(狼に噛まれたことによって)野生の力を得た人間、そして少しづつ人ではなくなっていく人間です。この映画は完全な変身を遂げるまでの過程を通して、次第に鋭敏になっていく五感、自分では記憶のない真夜中の徘徊など、「ライカンスローピー」の発症、発現の様子が描かれた数少ない映画であると思います。

「エクソシスト ビギニング(EXORCIST THE BEGINNING)」(PG-12)
 2004年アメリカ。監督は、レニー・ハーリン(「カットスロート・アイランド」、「ディープ・ブルー」等)。出演は、ステラン・スカルスゲールド(「キング・アーサー」、「ディープ・ブルー」等)、ジェームズ・ダルシー(「マスター・アンド・コマンダー」等)、イザベラ・スコルプコ(「サラマンダー」等)など。
 東アフリカで、バチカンの記録に載っていない、5世紀頃の教会遺跡が発見された。しかし、この頃、まだこの地域にはキリスト教は広まっていなかったはずだが…。過去の悲劇によって信仰を捨てた元神父にして考古学者ランカスター・メリンは、遺物収集家から依頼を受け、その地へと向かう。土埃を巻き上げる風の吹くその地、トゥルカナ地方の町、デラーティで、メリンは遺跡発掘現場の調査を始めるが…。牙を剥く、太古からの邪悪な意志。やがて、遺跡に隠された謎が明らかにされていきます…。
 オカルト映画の名作「エクソシスト」の、25年前のエピソードなんだそうです。「エクソシスト」とは、舞台となる場所は全く違いますが、オカルト色は遜色ありません。最近観た「オカルト」ものの中では、結構良かったと思います。邪悪に対する土着民の恐れや警戒、邪悪な意志による、またはそれに触れた人々に起こる怪異現象など。舞台となる地域設定もなかなか活かされていて、悪魔憑きもそれほど古くさく思えずに映画を観ることができました。こういうオカルトものは、物語の根底にある、太古から続く邪悪の存在の壮大さなどが感じられると、やはり良い作品に思えますね。
 ただまあ、初作の「エクソシスト」の作品としてのイメージとは全く異なる作品であるのは確かです。私も、この作品をあえて「エクソシスト」と結びつけるエピソードとする必要は無いような気がしますね。(作品としては、嫌いではありませんが)

「エンバイロン(PARASITE)」
 2002年、アメリカ作品。監督は、アンドリュー・プレンダーガスト。出演は、サスキア・グールド、コンラッド・ホワイテイカーなど。
 海上にある石油掘削施設の閉鎖が決定。閉鎖処理には費用がかかるため、新開発の洗浄液を施設内に散布することになったが、この洗浄液はまだ開発段階のもので、生物の遺伝子に異常を引き起こさせるほどの強力なもの。やがて洗浄液の散布が始まり、それを浴びた小さな生き物に、人知れず変化が起き始めた‥。やがて異常に巨大化して生まれた怪物は、工場施設に侵入し、施設閉鎖作業に当たる人々を餌食にし始める‥。
 この作品では、ある「小さな生き物」が突然変異&巨大化して人々を襲うのですが、元々の生き物自体、なんだかわからない不思議生物のような気がします(蛇ほどの大きさのワーム状生物です。)。しかし、日本語の宣伝文句にあるほど、それほど「巨大」でも、「類のない」ってわけでもないようです。まあ、特殊な薬品によって、生物が巨大化するというストーリーは、ある意味ありがちではありますが、応用は効かせやすいものでしょう。まあ、そういうことで。唯一の救いは、主演の女優さんの、メガネにスーツ姿という、「知的な女性」っぽい姿が素敵で、個人的にストライクなとこくらいでしょうか(笑)。


行】

「ガーゴイル(GARGOYLES' REVENGE)」
 2004年、アメリカ。90分。監督、脚本 及び 音楽は、ジョン・カーペンター。出演は、エイドリアン・バーボー、ジェイミー・リー・カーチス、トム・アトキンスなど。
 1532年のルーマニア。背中に翼をもつ、悪魔の如き形相の恐ろしい怪物が、神父によって封印された。そして時は経ち、2004年のルーマニア。行方をくらませた犯罪者が、建物の尖塔の先に突き刺さった状態で発見される。人間には不可能なこの所業に、CIA捜査官は首をかしげる。やがて明らかになったのは、古の封印から目覚めた、ガーゴイルの存在。ガーゴイルを倒すためには、聖職者の血を塗った矢で貫くしかない。一方、墓地の地下では、おびただしい数のガーゴイルの卵が孵化し、外へ出ようとしていた。教会の神父が秘めた謎…。CIA捜査官は、謎を解き、ガーゴイルを再び封印することができるのか…。
 フルCGで描かれた「怪物」ガーゴイルの姿は、いかにも「ガーゴイルらしい」、想像どおりのガーゴイルの姿で、コウモリのような翼で空を飛び、爪を牙をむきだして襲いかかってきます。私の紹介文だけだと、オカルト的要素もあるように思われるかもしれませんが、実際の視聴後感想は、モンスター映画っぽい感じで、それほど「深み」は感じられませんでした。まあ、映像を観て楽しむってところでしょうか(映像を楽しむにしてもガーゴイルだけってのが、ある意味マニアックですがw)。
 ちなみに、CIA捜査官役の女性が、知的な女性っぽくてなかなか素敵で(また長くなるので以下略)。

「キャリー(Carrie)」
 1976年。原作は、スティーブン・キング。監督は、ブライアン・デ・パルマ(「アンタッチャブル」、「ミッションインポッシブル」等)。出演は、シシー・スペイセク(「JFK」、「ザ・リング2」等)、パイパー・ローリー(「ツインピークス」等)、ナンシー・アレン(「ロボコップ」、「ポルターガイスト3」等)、ジョン・トラヴォルタ(「魔鬼雨」、「サタデー・ナイト・フィーバー」等)、エイミー・アーヴィングなど。
 偏執的な母に育てられた少女キャリーは、いつも暗くおとなしいため、ハイスクールではいつもイジメられ、からかわれる存在だった。彼女をからかった罰として、教師からプロムへの参加を禁じられたクラスメートたちは彼女を逆恨みし、プロムの夜に彼女への悪戯を実行。せっかく勇気を出して参加したプロムでの、あまりにも衝撃的なひどい悪戯。それが引き金となり、プロムは惨劇の夜と化します。
 血まみれのキャリーの姿が印象的な、超能力ホラー映画です。キャリーは怒りに我を忘れ、主に念動力によって人々を惨殺していきますが、その様は、(悪戯したクラスメートには天誅と感じてしまいますが)異能力者の闇の部分を見るかのようです。シチュエーション的には、ゲームやRPGなどに応用は難しいように思いますが、インスピレーションの源の一つとして紹介します。この作品を始めて観た当時、私はまだ幼かったはずですが(小学校1年くらい)、「血まみれのキャリー」の姿の強烈なイメージのためか、我ながら意外に覚えてますね。

「吸血鬼ドラキュラ(HORROR OF DRACULA)」
 1958年、ハマー・フィルム作品。監督は、テレンス・フィッシャー。出演は、ピーター・カッシング、そしてクリストファー・リー
 後の世にも、ドラキュラ映画の代表といえばこれ、と言われるほど、ドラキュラもの映画の中では、(すでに古典に近いものではありますが)名作でしょう。ブラム・ストーカーの原作を元にしてはいますが、そのまま映画化したのでは長くなり過ぎるためか、ずいぶんシェイプし、アレンジを加えたストーリーになっています。
 古城の地下室に安置された棺に眠る吸血鬼たち、霧の漂う墓地、夜の窓辺に現れるドラキュラ、正体を見破られて恐ろしい形相で襲いかかる姿など、ゴシックスタイルの吸血鬼のイメージを正しく表現した作品といえるでしょう。
 実は、この作品の主役は、ヘルシング教授役のピーター・カッシングだったりするのですが、ドラキュラ役のクリストファー・リーは、その緩急のある、鬼気迫る演技で、この作品の核ともいえる存在となっています(ドラキュラ役なのですから当然ですがw)。この作品の後も、ハマーフィルムはいくつも続編ドラキュラ映画を製作しましたが、そのほとんどで、クリストファー・リーは、ドラキュラ役を演じています。以降も、数々のドラキュラ映画が撮られ、いろんな俳優がドラキュラを演じていますが、そんな中でも、クリストファー・リーのドラキュラは、印象に深く、多くの人に愛好されているようです。私自身、子供の頃に見た、クリストファー・リー出演のドラキュラ映画の印象は、子供心に深く残っていますね。
 ドラキュラを描いた映画は数々ありますが、この作品が代表的ドラキュラ作品の一つであるのは、間違いないでしょう。特撮など、撮影技術の進歩した近年の作品に比べれば、特殊撮影シーンなどでの見劣りは否めないのは確かですが、それを差し引いてみても、十分に魅力的な、味のある作品だと思います。

「恐竜100万年(ONE MILLION YEARS B.C.)」
 1966年、アメリカ。ハマーフィルム作品。92分。監督は、ドン・チャフィ。特殊視覚効果は、レイ・ハリーハウゼン。出演は、ラクウェル・ウェルチ、ジョン・リチャードソン、マルチーヌ・ベズウィックなど。
 人類がまだ言葉をもっていなかった原始の時代。人間は、生きるために狩りをし、争いながら、日々暮らしていた。主人公は、部族内の争いによって住処を離れてさ迷い、様々な脅威に遭遇しつつも、別の部族と出会います。登場する恐竜たちは、レイ・ハリーハウゼンの手による、ミニチュアのコマ撮りによるモーションアニメ(ダイナメーション)で、現代のCGに慣れてしまった目には、リアリティで劣って見えてしまうのは確かですが、CGには代え難い、独特の味がありますね。本作には、イグアナの巨大合成撮影による恐竜(?)も登場しますが、ご愛嬌といったとこでしょうかw。
 現実的には、恐竜たちが闊歩してた時代と人間が登場した時代とは、大きな隔たりがありますが、ファンタジーやゲームなどでは、両者が共に存在しているケースは往々にあります。断崖や海などで文明世界と隔絶された、恐竜が暴れまわる先史世界的な場所を舞台とする冒険などで、冒険者たちは、恐竜たちと遭遇すると同時に、そこに暮らす野蛮で原始的な人間種族に出会うかもしれません。この作品に登場する人間たちは、まさにそんな原始的な人間のモデルとなりえるでしょう。

「キングコング(KING KONG)」
 1933年、アメリカ作品。監督は、メリアン・C・クーパーとアーネスト・B・シューザック(〜AND〜ってクレジットされてたので、2人らしい)。特撮は、ミニチュアコマ撮りアニメ(ストップモーションアニメ)の開祖、ウィリス・H・オブライエン。出演は、フェイ・レイ、ロバート・アームストロングなど。世界的に有名な巨大ゴリラ(?)の特撮映画。リメイク作品や、その続編など、本作の流れを汲む作品が、いくつも作られています。
 前代未聞のジャングル映画を撮影するため、南洋スマトラの西に浮かぶ未開の島、ドクロ島(Skull Island)へと上陸したカールたち一行。一行は、島の原住民に女(フェイ・レイ演じるアン)を差し出すよう求められるが、一旦船に引き上げる。しかしその夜、アンは原住民によって船から誘拐されてしまう。太鼓が鳴り響き、原住民が踊る儀式の中、巨大な丸太の門が開かれ、縛られたアンは置き去りにされる。門の向こう側から出現したのは、巨大な猿コングだった。アンを密林の奥地へと連れ去ったコングを追う、カールたち。そこは、恐竜の棲む世界だった…。カールたちはガス爆弾を使ってコングを眠らせ、ニューヨークへ連れて来て見世物にしますが、たくさんのフラッシュによって興奮したコングは鎖を引きちぎり、ニューヨークの街で大暴れします。美女(アン)を手に握り、エンパイアステートビルに登るキングコングの姿は、誰もがどこかで観たことがあるのではないでしょうか。出動した空軍の飛行機が複葉機っていうのが、時代を感じさせますね。白黒映画、そしてもちろん、コングや恐竜たちの特撮はCGなどではありませんが、現代の映画に換え難い、独特の雰囲気があります。子供の頃、テレビで放映されたのを見た覚えがありますが、個人的には、ビルによじ登ったシーンよりも、恐竜と格闘し、力まかせに口を引き裂くシーンが、印象的でした。
 この作品については、メールで「れみぃ」さんに投稿していただきました。ありがとうございました。

「クイーン オブ ザ ヴァンパイア(QUEEN OF THE DAMNED)」

 2002年アメリカ。監督はマイケル・ライマー。出演は、スチュワート・タウンゼント(レスタト)、故アリーヤ(アカーシャ)など。アン・ライス原作の小説「呪われし者の女王(THE QUEEN OF THE DAMNED)」、「ヴァンパイア・レスタト(THE VAMPIRE LESTAT)」を原作として映像化した作品です(つまり、「インタビュー ウィズ ヴァンパイア」の続編ということにはなりますね)。
 数百年振りに眠りから覚めたヴァンパイア レスタト。彼は、現代に響く激しい音楽に魅了され、人間たちとバンド(ビジュアル的にはハードコアっぽいけど、音的にはややゴシックメタル系か)を組み、こともあろうか「自らがヴァンパイアであるということ」を公言します。彼の出現は、世界中のヴァンパイアたちに動揺や怒り、羨望を抱かせます。やがて、彼の音楽に呼び起こされるかのように、恐るべき力をもつ最強の存在、世界最古の、そして最初のヴァンパイアであるアカーシャが目を覚まします…。
 アン・ライスの小説作品の映像化ですが、ストーリーは映画用にアレンジしたものになっているため、内容や描写があっさりし過ぎており、原作を読んでない人には、観ていてよくわからない点も結構あるような気がしました。ただ、現代のヴァンパイアたちの姿や、年を経たヴァンパイアたちの振る舞いや能力は、それなりに興味深いかもしれません。また、彼らの優れた身体能力を活かした戦いなど、アクション的な要素も多くある作品です。個人的には、劇中に登場する「曲」、レスタトが歌っている「歌」など、数々の楽曲がすばらしく、その手の音楽が好きな私にとっては、お気に入りの作品です。サントラCD買ってしまいましたw
 ジャンルとしては、一応はホラー作品になるんでしょうけど、ロックムービー的な面もあり、アクション的要素も併せて、総合エンターテイメント的にはなっているようです。でもまあ、やっぱ観てない人、その手の音楽に興味無い人にとっては、単なるホラー映画でしょう(笑)。
 なお、アカーシャを演じた歌手アリーヤは、本作の公開後、事故で急死しました。ご冥福をお祈りします。

「ゴーストシップ(Ghost Ship)」
 1990年、アメリカ。ワーナー作品。スティーヴ・ベック(「13ゴースト」等)。出演は、ジュリアナ・マーグリーズ(TV「ER 緊急救命室 (〜6)」等)、ガブリエル・バーン(「エンド・オブ・デイズ」、「エクスカリバー」('81)」等)、ロン・エルダード(TV「ER 緊急救命室 (〜4)」等)、イザイア・ワシントン(「ロミオ・マスト・ダイ」等)、デズモンド・ハリントン(「ジャンヌ・ダルク」('99)、「クライモリ」等)、そしてカール・アーバン(「ロード・オブ・ザ・リング」のエオメル、ほかに「リディック」等)など。1100人の乗客。ホラー映画とは思えない、華やいだ雰囲気のオープニングが一転し、死体だらけに。そして数十年後、物語が始まります。
 サルベージ事業で海を駆け回るチームを率いるマーフィーが、5人の仲間とともに酒場で仕事の打ち上げをしていると、1人の男が「海で、飛行機から発見した漂流船を曳航してほしいと」仕事をもちかけて来た。交渉の末、依頼を受けた6人+依頼人1人は、早速マーフィーのタグボートで現場海域へと向かう。暗い雨の夜、その船は、ほとんどレーダーにも姿を見せないままに、突然現れた。それは、40年以上前、1000人以上の乗員乗客と共に忽然と行方不明となった、古い外洋航路船だった…。
 海洋を漂う、廃墟的な巨大客船という、隔絶された場所を舞台にした、ゴーストホラー映画です。1980年の恐怖映画「デス・シップ(公開時タイトル「ゴースト 血のシャワー」)」をお手本にして作られた映画だと聞きましたが…。まあ、普通ですw
 蛆の缶詰を食べるショックシーンが登場しますが、とっても気持ち悪かったです。ゴーストの特殊能力で、イリュージョン系って必要だなと思いました。


行】

「サイレント・ヒル(SILENT HILL)」
(PG-12)
 2006年、アメリカ作品。監督は、クリストフ・ガンズ(「ジェヴォーダンの獣」等)。出演は、ラダ・ミッチェル(「フォーン・ブース」、「ネバーランド」等)、ショーン・ビーン(「ロード・オブ・ザ・リング」、「トロイ」等)、ローリー・ホールデン(「ファンタスティック・フォー」等)、など。
 ローズとクリストファー夫妻は、娘シャロンの夢遊病に悩んでいた。母親ローズは、娘がうわ言で口にする「サイレントヒル」という地名が実在することを知り、娘を連れてその街を訪ねることに。その街は、大火災によってゴーストタウンとなり道路は閉鎖、地図からも消された街だった。
 サイレントヒルに進入して事故を起こし、ローズが気を失っている間に、シャロンは姿を消していた。車を降り、シャロンを探してサイレントヒルの街に踏み込むローズ。そこは、雪のように「灰」が降り積もる、暗く陰鬱な灰色のゴーストタウン…。やがてこの街に秘められた忌まわしく痛ましい過去の秘密が明らかになっていきます。
 ご存じの方も多いかと思いますが、日本のゲームソフト会社「コナミ」の同名のゲームを映画化した作品です。冒頭こそ、原作ゲームのシーンとそっくりに撮られてたりしますが、忠実に映画化してあるわけではなく、オリジナルな要素も織り交ぜられています。あくまでも、サイレントヒルというゲームの世界がもつイメージで映画化されてるので、ゲームを忠実に映画化してないと気に入らんってな方は、観ないで下さい。
 映画としては独特の世界をもったホラー作品で、現世と異世界(幽界?イセリアル?)が交錯し、数々のまさに「得体の知れない」異形の化け物が登場します。化け物どもの姿形、造形は特筆すべきものがあります(元のゲームの個性でもありますが)が、何よりも、化け物も街も全てひっくるめたその世界観というか、雰囲気はとても独特であり、魅了されるかも(結末的に、観終わった後味はよくありませんが)。個人的には魅了されたのは、ラストのクライマックスの少し前辺りまでですね。
ちなみに、残酷&グロなシーンも結構あるので(PG-12)、そうゆうのが苦手な方、お子様にはおススメできません。

「ザ・フォッグ(JOHN CARPENTER'S THE FOG)」
 1979年、アメリカ。90分。監督、脚本 及び 音楽は、ジョン・カーペンター。出演は、エイドリアン・バーボー、ジェイミー・リー・カーチス、トム・アトキンスなど。
 400年前の4月21日、濃い霧に包まれたスパイビー岬付近のアントニオ・ベイで、岸の焚き火に導かれて進んでいた帆船エリザベス・デイン号が、岩礁に激突して沈没した。それから後、アントニオ・ベイに霧が出るとき、犠牲となった船乗りたちは、自らを冷たい死に導いた焚き火を求めてやって来ると、漁師の間で伝えられていた…。
 記念祭の夜、海から霧が押し寄せ、街を包み込む。霧の中には、怨念を抱く者たちの姿が…。
 無駄な流血シーンなどがなく、雰囲気で怖がらせるタイプの、良質のホラーです。カーペンター監督自身による音楽も、作品にマッチしてて、なかなかよかったです。深夜ラジオ放送が、作品の雰囲気作りにも一役買ってますが、深夜ラジオのDJがこうやって作品の主要要素の一つになるあたり、時代を感じてしまいます。ともあれ、個人的には、なかなかの良質ホラーだと思いますよ。

「サスペリア(SUSPIRIA)」
 1977年、イタリア。99分。監督は、ダリオ・アルジェント。出演は、ジェシカ・ハーパー(「ファントム・オブ・パラダイス」、「マイノリティ・リポート」等)、アリダ・ヴァリ(「カサンドラ・クロス」、「サスペリア2000」等)、ジョーン・ベネット(「血の唇」、「俺たちは天使じゃない」等)など。
 古い名門バレエ学院に転入した主人公スージーの周囲で起こる、陰惨な殺人事件。学院の裏で蠢く闇。やがて、恐怖はスージーの側にも…。
 原色を多用したビビッドな映像。監督のこだわりが表現されたかのような殺され方。日本劇場公開当時、「決して一人では見ないでください」のコピーで有名だったショックホラー作品です。当時、7〜8才だった私は、怖くてCMも観られなかったような記憶があります。
 殺人事件に、オカルト風味をつけたような(ラストは思いっきりオカルトです が)ホラー作品です。映像的には、参考になりそうなシーンはあまりありませんが、秘密の歴史を持つ学校や、教師たちの隠された正体などオカルト的な面なら、多少は参考になるかも? 
 主人公の女友達(の死体?)がナイフを手にし、ケタケタ笑いながら迫って来るシーンは、怖いですw

「サラマンダー(REIGN OF FIRE)」>>公式サイト
 2003年、イギリス、アイルランド、アメリカ合作。101分作品。監督は、ロブ・ボウマン(「X-ファイル ザ ムービー」など)。出演は、クリスチャン・ベイル、マシュー・マコノヒー、イザベラ・スコルプコ(「エクソシスト ビギニング」等)など。最初の舞台は、イギリスのロンドン。地下深く、ロンドン地下鉄延長工事の現場で、空洞が発見された。作業員に突然襲いかかる灼熱の炎。地下から這い出し、空へと飛び立つ巨体。空洞から現れたのは、太古の昔から眠り続けていた竜、ドラゴンだった。
 やがてドラゴンが爆発的に増え始め、世界中が炎の中で廃墟と化していく中、調査研究の中で明らかとなる事。恐竜たちを炎で焼き、食らい尽くして絶滅させ、舞い上がった灰で結果的に氷河期を招いたのは、彼らドラゴンであったという事実。恐竜を喰い尽くした彼らは、地底で眠り続けていたのだった。
 そして舞台は2020年イギリス、ノーサンバーランドへ。世界は灰と炎に包まれ廃墟と化し、生き残った僅かな人々は、ドラゴンに怯えながら、飢えと恐怖の中、密かに隠れ住んでいた。ある時、主人公の住む砦に、武装したアメリカ人兵士たちが、戦車やバイク、ヘリを駆ってやって来ます。彼らは竜を殺すために戦い続けており、砦の男たちにも、共に戦うよう説きますが…。
 はっきり言って、ストーリー的には、たいしたことないかもしれません。しかし、その映像は必見です。最新、最高クラスのCG技術で描かれたドラゴンが大空を飛び回り、灼熱の炎を吹きまくります。ドラゴンの体型的には、ややワイバーンに近い、「ドラゴンスレイヤー」に登場したドラゴンとほぼ同様の飛竜体型です。地上近くをホバリングしながら、地上の人間たちに炎を掃射して殲滅させる映像は、恐ろしくも素晴らしいものでした。
 この他にも、ドラゴンに関する様々な設定が登場し、興味深く観ることができました。口元の分泌腺から2種類の化学物質を噴き出し、それを息と共に吹き出して混合させ、天然のナパームとして放射することによるドラゴンブレス。たった1頭のオスが、たくさんのメスが産む卵に受精させるという繁殖方法など。この作品では、ドラゴンは「魔物」ではなく、血の通った「怪物」として描かれています。近年の「ドラゴン作品」では、映像的には最高レベルの作品でしょう。この手の作品の多くが、映像的にしか褒められないのは残念ですが(笑)
 SFファンタジーに近い部分もあり、「ファンタジー」に分類しようかとも思いましたが、パニックムービー的要素が大きいかと考え、「ホラー、オカルト、パニック」に分類しました。

「サンゲリア(ZOMBIE2)」
 1979年作品。それもんの本場イタリアは、かのルチオ・フルチ監督によるゾンビ映画。出演は、イアン・マッカロック、ティサ・ファローなど。彼の作品で唯一、日本で劇場公開されたという…。ちなみに、邦題は「サンゲリア」で、作品中の日本語字幕では、ゾンビのことを「サング」と記載していますが、これらは日本語版で勝手に(?)つけた名称らしいです。作品中では、歩く死体どものことは、単に「zombies」と呼ばれています。
 ニューヨーク湾で発見された漂流ヨット。調査のため乗り込んだ警察官は、船に潜んでいた不気味な男に喉を食い破られて死んだ。ヨットの持ち主の娘は、3カ月も音信不通の父を案じる。やがて彼女は、事件の謎を追う新聞記者ピーターとともに、南洋のアンティル諸島へと向かいます。やがてたどり着いた島、マツール島では、不思議な疫病がはびこっていた。その疫病で死んだ者は‥。
 当時、この映画のコマーシャルをテレビで見たのを覚えてます。これを日本で劇場公開したからには、もう彼の作品は日本では公開されることはないでしょう(笑)。確かに、とてもじゃありませんが、お薦めはできません。イタリア、ルチオ・フルチ系ゾンビの特徴である、なんともいえない生理的な気持ち悪さ、グロさを如実に表してます(はっきり言ってグロいです。気持ち悪いです。)。静かな亡霊のごとく歩みよる、腐乱した死体‥。画面からは、なんとも言えない「泥臭さ」や「腐臭」が漂ってきそうです。隔絶された南洋の孤島から始まる悪夢と惨劇。そのいいようのない疫病的、土着的な恐怖と不気味さは、多少は参考に‥なればいいかなぁ。
 まあ、つっこみどころ(腐乱しているとはいえ、400年前に土葬された死体が残っている等。)は結構ある作品ですが、それなりに味があり、その筋のファンの多い作品ではあります。特筆すべきは、海の中でサメと戦うゾンビ。こんなシーンは、他の映画では観たことありません(笑)。

「ジーパ−ズ・クリーパーズ(JEEPERS CREEPERS)」(PG-12)>>公式サイト
 2001年、アメリカ。監督は、ヴィクター・サルヴァ。製作総指揮は、フランシス・フォード・コッポラ。出演は、ジーナ・フィリップス(「アリー・マイ・ラブ」(TV)等)、ジャスティン・ロング(「ギャラクシー・クエスト」等)など。
 実家への帰省のため、オンボロ車を飛ばす大学生の姉弟。突然、後ろから走ってきた不気味な車に執拗に煽られ、恐怖を味わう。その後、2人は古い教会のそばで、先ほどの不気味な車と、血のついたシーツにくるまれた"何か"を排水パイプに放り込む黒尽くめの男を目撃する。男がこちらを見ているのに気づいた2人は、スピードを上げて逃げようとするが、もの凄いスピードで追って来た"あの不気味な車"に激突される。車は去ったものの、あの"血のついたシーツ"の中身が気になった弟は、嫌がる姉と一緒に教会へと戻り、排水トンネルを調べるが、ふとした拍子にトンネルの中に落ちてしまう。彼はトンネルの中で、腹を切り裂かれ、不気味に縫い合わされた男と、多数の不気味な死体を見つける。やがて明らかになる、「23年に一度、23日の間だけ、多くの行方不明者が続出する」という都市伝説。伝説の意味とは?  2人を執拗に狙う不気味な男の正体とは? 
 ちなみに、タイトルの「ジーパーズ・クリーパーズ」とは、実際にアメリカで親しまれている歌だそうで、作品自体、この歌の歌詞にストーリーを引っ掛けたものになってるようです。

「ジュラシック・パーク(JURASSIC PARK)」
 1993年、アメリカ。マイケル・クライトン原作の小説の映画化作品シリーズ第1作。監督は、スティーヴン・スピルバーグ。出演は、サム・ニール(「ポゼッション」、「マウス オブ マッドネス」等)、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラム(「ザ・フライ」等)など。大ヒット恐竜映画シリーズの第1作。登場する主な恐竜は、ティラノサウルス、ヴェロキラプトル、ブラキオサウルス、ディロフォサウルスなど。
「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(The Lost World: JURASSIC PARK)」
 1997年、アメリカ。監督は、スティーヴン・スピルバーグ。出演は、ジェフ・ゴールドブラム(「ジュラシック・パーク」、「ザ・フライ」等)、ジュリアン・ムーアなど。大ヒット恐竜映画のシリーズ第2作目。
 本作に登場する主な恐竜は、ティラノサウルス、ヴェロキラプトル、コンプソグナートゥス、トリケラトプス、ステゴサウルス、パラサウロロフスなどなど。
「ジュラシックパークIII(JURASSIC PARK III)」
 2001年、アメリカ。監督は、ジョー・ジョンストン(「ジュマンジ」「ロケッティア」等)。スピルバーグは、製作総指揮となっています。出演は、サム・ニール(「ジュラシック・パーク」、「マウス・オブ・マッドネス」等)、ウィリアム・H・メイシー(「マグノリア」等)、ティア・レオーニ(「ディープ・インパクト」、「プリティ・リーグ」等)、トレヴァー・モーガン(「シックス・センス」等)、ローラ・ダーン(「ジュラシック・パーク」等)など。登場する主な恐竜(大型爬虫類を含む)は、ティラノサウルス、ヴェロキラプトル、スピノサウルス、プテラノドンなどなど。
(以下、総論)
 「基本的に」最新の学説(ところどころ嘘がありますが)に基づいて再現された恐竜たちが登場し、恐竜の島に上陸した人間を恐怖に陥れます(ストーリー紹介は省略)。「生物としての恐竜」を追求し、コンピュータグラフィックスやアニマトロニクスで再現された恐竜たちの姿はとてもリアル(?)で迫力があり、昔の映画とは比べ物にはなりません。
 これが何故資料映画かというと、少し昔のファンタジーTRPGの多く(D&D(R)、ファイティングファンタジー等)は、モンスターの種類の一つとして恐竜の類を紹介しているものがあり、非常に稀ではあるものの、冒険者が恐竜の類に遭遇する可能もあったからです。実際、D&D(R)クラッシックのモジュール(公式シナリオ)では「X1"恐怖の島(Isle of Dread)"」という作品が登場しています。このモジュールは絶海の孤島に冒険者たちが上陸し冒険するというものなんですが、そこには恐るべきワンダリングモンスター(及び固定遭遇モンスター)として様々な恐竜が登場しています。
 もし先にこのシリーズを観て「X1モジュール」をマスタリングしていたら、恐竜たちの描写、行動は全く異なったものになったに違いありません(当時、私はプレイヤー参加でしたが)。それはこの恐怖の島に上陸するキャラクター達にとっては、とても不幸なことかもしれませんが(笑)。
 本作群に登場する恐竜及び古代爬虫類は、ティラノサウルス、スピノサウルス、ヴェロキラプトルなど多数に渡ります。恐竜ファンなら、一度は観るべき映画と思います。
 ちなみに、このシリーズで、ヴェロキラプトルと称されているものは、その大きさも姿もディノニクスという恐竜がモデルのようで、実際のヴェロキラプトルとは異なるというのが、ホントのところのようです。他にも、恐竜たちが実際の学説とは異なる大きさ、生態などで描かれている場面も多いのですが…。

「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(WHAT WE DO IN THE SHADOWS)」(PG12) <公式サイト>
 2014年、ニュージーランド作品(85分)。監督は、監督は、タイカ・ワイティティとジェマイン・クレメント 。出演は、 タイカ・ワイティティ、ジェマイン・クレメント(「メン・イン・ブラック3」等)、ジョナサン・ブロー、コリ・ゴンザレス=マクエル、スチュー・ラザフォードなど。
 舞台は現在のニュージーランド・ウェリントン。街の郊外に佇む1軒の家に、4人のヴァンパイア(183歳、379歳、862歳、8000歳!)が共同生活を送っており、夜な夜な街に繰り出して馬鹿騒ぎしたり、楽器演奏に興じたりと、面白おかしく暮らしているという設定で始まる、異色の作品です(笑)。
 ある日、住人の1人であるピーター(8000歳の彼)が、大学生のニックをうっかり甘噛み(笑)してしまい、ヴァンパイアにしてシェアハウスに迎え入れてしまいます。さらには、このニックが、シェアハウスになんと親友のスチュー(もちろん人間)を招いてしまいます。ニック、そしてスチューをめぐり、様々な出来事やらアクシデントやらが起こり、4人の生活にも変化が起こります…。
 なかなか斬新な設定のヴァンパイアムービーです。ニュージーランドにも、ヴァンパイアのコミュニティがあるんだなぁとか、ほっこり(笑)したり(ヴァンパイア以外にも、人狼、ゾンビ、魔女も登場したりします)。いわゆるホラームービーっぽくはありませんが、個人的には結構好きかも。ちなみに、このシェアハウスで最年長のピーターですが、8000歳つったら、某ヴァンパイア小説シリーズにおけるヴァンパイアの始祖、女王アカーシャよりも年長ですぜ(笑)すげえなぁ。
 ちなみに、PG12だそうですが、そんな場面があったかなぁ…
(前述のとおり、コメディテイストが強い作品ですが、それなりにホラー感もあるので、このカテゴリーに分類しました)

「ジョーズ(JAWS)」
 1975年、アメリカ作品(116分)。監督は、スティーヴン・スピルバーグ(「激突!」、「未知との遭遇」、「レイダース/失われたアーク<<聖櫃>>」「フック」、「ジュラシック・パーク」など多数)。出演は、ロイ・シャイダー(「ブルーサンダー」等)、ロバート・ショウ(「ナバロンの嵐」等)、リチャード・ドレイファス(「未知との遭遇」、「スタンド・バイ・ミー」等)など。
 アメリカ東海岸北部に位置する小さな町、アミティ。海水浴客からの観光収入で成り立つこの町の海岸で、巨大なサメによるものと思われる犠牲者の遺体が発見される。警察署長のブロディは巨大ザメの存在を心配し、海水浴場の閉鎖を主張するが、観光収入減を心配して聞き入れられない。やがて巨大なサメの被害により、町はパニックになり、署長はサメ退治に乗り出します。
 ピーター・ベンチリー原作の小説を原案として映画化した作品で、巨大な人喰いホオジロザメの恐怖を描いた、巨大生物パニック映画の代表的作品です。ジョン・ウィリアムズ作曲の「ジョーズのテーマ」も有名ですね。続編もいくつか作られましたが、3以降はあまり評判がよろしくなかったような記憶が…。
 RPGや他の創作等の参考としては、人知れず近づく恐怖の存在や、海という圧倒的に不利な場所で脅威にさらされるシチュエーションなど、やはりパニック映画的要素くらいでしょうか。ゲームによっては、モンスター等としてサメのデータが設定されていたりするので、本作を観たGMは、サメを登場させたくなるかもしれません(リアルにJAWSを再現すると、死人続出になりますが)。
 ちなみに、本作の大ヒットの後、生物パニック映画が雨後の竹の子のように数多く作られることになりました。「人食い鮫」映画だけでも、結構たくさんあったように思います。

「ショーン・オブ・ザ・デッド(SHAUN OF THE DEAD. A ROMANTIC COMEDY. WITH ZOMBIES.)」>>公式サイト
 2004年、100分。イギリス映画。監督は、エドガー・ライト(ジョージ・A・ロメロの「LAND OF THE DEAD」にも出演)。出演は、サイモン・ペッグ(イギリスのコメディアンだそうな。彼も「LAND OF THE DEAD」にも出演)、ケイト・アッシュフィールド、ニック・フロスト、ビル・ナイ(「アンダーワールド」等)など。
 アメリカの宇宙探査機が、機動を逸れて大気圏に突入し、ロンドンの上空で空中分解。時を同じくして、イギリスでは、謎の奇病が発生する。
 主人公のショーンは、電化製品の販売員だが、今日もやる気なし。同じくだらだらと過ごす友人のエドと共に、またいつものパブ"ウィンチェスター"で、ぐだぐだとビールを飲み、くだらない話をしながら時間を過ごしていた。そんなショーンに愛想を尽かし、恋人のリズは彼を見捨てる。そんな中、奇病を発端とし、街には歩く死人たちが溢れ、生きた人間を襲っていく。ショーンは、エドと一緒に、リズ、そしてショーンの母バーバラを、「ドアも厚くてビールもあってタバコも吸える安全な場所」、そうパブ"ウィンチェスター"へと連れて行こうと奮闘するが…。
 オープニングをはじめとして、「ゾンビ」に使われたものと同じBGMが使われてたりで、その筋のファンには「おおっ」てなポイントも有り。登場するゾンビは、「DAWN OF THE DEAD」(スナイダー版)みたいに敏捷に動くヤツではなく、いわゆる「普通の」動きの遅いゾンビです。ゾンビ映画はいろいろありますが、この作品は、「A ROMANTIC COMEDY. WITH ZOMBIES.」っていうだけあって、コメディです。街にゾンビが溢れ始め、世界が終末的様相になってるのに気づかず、店でビールとアイスを買い物し、家でゴロゴロ。気づくと街はゾンビでいっぱいで…。冗談じみたシチュエーションやジョークが満載(後半には、シリアスっぽいシーンも結構有りますけど)なのですが、内容的には、意外にもちゃんとした「ゾンビ映画」です。観た後の感想としては、「ほー、意外になかなかやるねぇ」って感じでした。ゾンビもの=シリアスオンリーではないという、珍しい作品ですね。
 練りに練られた台詞と、モブシーンの数々。何度となく観れば観るほど、楽しめる作品です(DVD買っちゃったw)。サイコー^^

「死霊のえじき(Day of the Dead)」
 1985年、アメリカ。監督及び脚本は、ジョージ・A・ロメロ(「NIGHT OF THE LIVING DEAD」「ゾンビ(原題:DAWN OF THE DEAD)」、「モンキーシャイン」等)。出演は、ロリ・カーディル、テリー・アレクサンダー、ジョセフ・ピラートなど。もちろん、特殊メイクは、トム・サヴィーニ。
 巨匠ロメロ監督による、ゾンビ3部作のうちの第3作目です。1作目で「夜」、2作目で「夜明け」、そして今作で「Day」となるわけですね。時系列的には前作の続きだけあって、地上は蘇った死者たちに覆い尽くされています。生き残った人間はわずかで、主人公たちは、地下に広がる広大な軍のミサイル基地に立て籠もり、希望のない毎日を送っています。立て籠もっているのは、クセのある軍人たちと、科学者たち。イラつく軍人たちと科学者たちとの間には、日ごとに緊張が高まっています。そんな中、科学者博士の1人が、研究のためにゾンビを飼育・調教していましたが、エサとして死んだ軍人の肉を与えていたことが発覚し、ついに両者は決裂。破滅が訪れます…。
 既に人間の数を凌駕した、おびただしい数の死者たち。作品の主な舞台は、地下基地内という、閉鎖された空間ですが、その外には確かな「死」が蠢いているというシチュエーションも終末的でよし。ゾンビの生態や知能など、(SF的な)ゾンビ研究の内容なども述べられており、そこらも興味深いです。
 あと、忘れちゃならないのは、博士に飼育されてるゾンビの"バブ"でしょう。一時期、仲間内で、すっごい流行ましたw

「死霊のはらわた(EVIL DEAD)」
 1983年、アメリカ作品。監督は、サム・ライミ。出演は、ブルース・キャンベル(「コンゴ」、「スパイダーマン」等)、エレン・サントワイズなど。週末を郊外で過ごそうとやって来た、2組のカップル。彼らは辺鄙な森の中に建つ小屋の中で、テープレコーダーを見つけます。テープレコーダから流れる、小屋の前の住人の声‥。前の住人は、邪悪なる闇の手で書かれたという古の書「ネクロ・エクス・モルテス」(死者の書(Book of the Dead)の意)を発見、解読し、その呪文をテープレコーダーに録音しており、テープレコーダからその呪文の声が流れます‥暗い森の中から、恐ろしい死霊が呼び出され、惨劇が始まります。
 往年のスプラッター系ホラーの、代表的な作品の一つです。低予算のため、特殊撮影などのレベルは高くはないのですが、怒涛のどとく突っ走りまくるかのような、斬新な映像演出は特筆すべきものがあります(他に何があるかといわれると‥)。森は霊の潜む場所といったイメージも感じさせられ、ホラー作品を作るには、別に病院や墓場が無くてもいいんだなとか思いました。実際のところ、昨今の様々な映像作品と比べると、映像(だけじゃないけど)等で見劣り&見ごたえ感の低さを感じてしまうのは仕方がないところですね。

「死霊のはらわた2(EVIL DEAD II -DEAD BY DAWN)」
 1987年、アメリカ。監督は、サム・ライミ。出演は、ブルース・キャンベル、サラ・ベリーなど。ストーリーは、あるカップルが郊外の小屋にやって来るところからはじまります。そこで見つかったテープレコーダーを再生すると、小屋の元の住人の声による呪文が流れます。呪文は、森に潜む死霊を呼び覚まし、恐ろしい惨劇が‥‥。はい、そうです。ストーリーは、前作の「死霊のはらわた」とほとんど同じです(笑)。続編というよりも、リメイクでしょうか。「2」になって、製作費が増えたのか、"前作より"は、特殊メイクなどにお金がかかっているように思えます。映像的な突っ走り感は、相変わらず。基本的ストーリーは前作と同じですが、ラストシーンは新たなものに変更されており、次作に続くものとなっています(?)。おかげで、ジャンルがよくわかんないシリーズになってます(それでもホラーでしょうけど)。

「ルチオ・フルチの 新デモンズ(DEMONIA)」
 1990年、イタリア。89分作品。監督は、ルチオ・フルチ(「サンゲリア」、「ビヨンド」等)。出演は、 ブレット・ハルゼイ(「蝿男の逆襲」等)、メグ・レジスター(「ボクシング・ヘレナ」等)、グラディ・トーマス・クラークソン、アル・クライヴァー(「ビヨンド」等)など。
 1486年、シチリア島。古い教会の一室にて、5人の修道女たちが、生きながらにして十字架に磔られ、掌と胸に釘を打たれて殺された。 そして時代は移り、1990年、トロント。降霊会に参加していた若き女性考古学者ライザは、不思議なビジョンを観て気を失う。休養の後、彼女は、シチリア島へ、古代ギリシャ遺跡の発掘チームの一員として訪れる。発掘現場近くの丘の上には、古い教会の廃墟がある。情報によると、その廃墟は、昔は修道院だったらしいが、島の人々は不吉な迷信を信じて、近づこうとしない。
 調査隊をかたくなに拒絶する住民たち。ライザは、調査の中で、不思議な女と出会い、その昔、修道院で起こったことを告げられる。やがて起こり始める殺人。見え隠れする修道女の姿…。堕落し、そして惨殺された修道女たちの霊魂と、その怨念が引き起こす猟奇的殺人。要素を列挙すればそんなとこですが、実際のストーリー性は、あんまりないような気もします。なにせ、フルチ監督だしw

「人類SOS (THE DAY OF THE TRIFFIDS)」
 1963年、イギリス映画(94分)。監督は、スティーブ・セクリーとフレディ・フランシス。出演は、ビル・マイセン、クリスティーン・デュラントなど。
 ジョン・ウィンダム原作の小説「The Day of the Triffids(トリフィドの日)」の映画化作品です。世界的な流星の夜、その光を見た者は皆、盲目となっていた。盲目となった人間にとって最大の脅威となったのは、油採取のために栽培されていた、不思議な食肉性の植物「トリフィド」だった…。
 トリフィドは、3本の太い根で歩行移動が可能で、その上部には、猛毒の刺毛のある鞭状器官をもち、鞭打って殺した生物の死体が腐るのを待って栄養分とする不思議な食肉性の大型植物です。鎖で繋がれた状態で大規模な栽培が行われていましたが、流星の夜の後に野生化し、人間を脅かす存在となります。このトリフィド、ゲーム的に考察すると、極端に強いわけでもなく、弱すぎるでもないので、(データ化して)モンスターとして登場させるのにも手頃かもしれません。
 私は小学校の頃、原作の日本語翻訳版「怪奇植物トリフィドの侵略」を読み、子供ながらにハマってしまった覚えがあります。この「人類SOS」は、原作版のストーリーとは異なっているので、オリジナルに興味を持たれた方は、小説版をお取り寄せされることをお勧めします。

「スペースバンパイア(LIFEFORCE)」
 1985年、アメリカ作品。監督は、トビー・フーパー。脚本は、ダン・オバノン他。出演は、ピーター・ファース、スティーブ・レイズバック、マチルダ・メイなど。連絡の途絶えた宇宙船が発見されたが、調査のために入った船内には謎の女性の死体が横たえられていた。地球に持ち帰られた女は突然目を開き、医師の生命力(LIFEFORCE)を吸い取って命を奪い、姿を消す。生命力を奪われた者はやがて同じバンパイアと化して甦って次々と犠牲者を増やし、ロンドンはまさに地獄絵図と化してしまいます…。この作品はSFパニックホラーとでも言ったらいいのでしょうか。なかなかの名作だと思います。少なくとも個人的にはとても好きな作品ですね。最初の女バンパイアを演じるマチルダ・メイの裸身は、まさに妖艶にして常世をかけ離れた超常的な印象を観る者に与えてきます。作品に登場するバンパイアは血ではなく、生命力そのものを吸い取る「エナジーバンパイア」ですが、いたるところで人間に群がるバンパイアはまさに屍の群れという感じで、ゾンビ映画的な要素も多少感じさせます。
 後に「スタートレック」のピカード艦長の役でお馴染みとなるパトリック・スチュアートが出演してたりするとこや、脚本にダン・オバノンが関わってたりするところが密かなポイントだったりします。
 「鉄が最も「ライフフォース」(生命力)を通し易い」とか、「バンパイアを倒すには心臓の下あたりに鉄の杭のようなものを打ち込む」とか、バンパイアらしい要素も織り込まれた本作、多少のインスピレーションを得ることはできるかも。

「スリーピー・ホロウ(SLEEPY HOLLOW)」
 1999年、ティム・バートン監督作品。主演はジョニー・ディップ、クリスチーナ・リッチ。舞台は1799年のニューヨーク…から北へ馬車で2日ほどハドソン川沿いの丘にあるオランダ移民の村「スリーピー・ホロウ」。この村に派遣されたニューヨーク市警の捜査官イカボッド・クレーンが遭遇する怪奇な事件。ネタバレになるので真相についてはあまり触れませんが…。村人の首がはねられ、首無しの死体となって体のみが見つかる事件が続き、イカボッドはその捜査を進めていくにつれて恐怖の具現たる「首無し騎士」の存在を認めていくことになります。そして次々に犠牲者が出て、物語は確信へと近付いていき…。
 とにかくよく「首が跳ぶ」作品です。人間の首ってそんなに簡単に刎ねられるもんか?って思えるくらいポンポンと(笑)。舞台となる時代は近代ですが、「デュラハン」を思わせる「首無し騎士」など(他にもあるけど内緒)、ファンタジー的、ホラー的要素はちゃんと含まれていましたね。

「ゾンビ(DAWN OF THE DEAD)」
 監督は、ジョージ・A・ロメロ(「NIGHT OF THE LIVING DEAD」「死霊のえじき」、「クレイジーズ」、「マーティン」等)。出演は、デヴィッド・エムゲ、ケン・フォーリー、スコット・H・ラインガー、ゲイラン・ロスなど。マスターオブホラーの異名を持つジョージ・A・ロメロ監督によるホラー映画の金字塔であり、「ゾンビ3部作」とも言われる一連のシリーズの第2作目です。この3部作のうち最初に日本で劇場公開された作品でもあります。「ゾンビに襲われた者が死ぬとゾンビになる」「ゾンビたちが生きた人間の肉を食らう」など、これら3部作が後のゾンビ映画に影響を与えた要素の数々は図りしれません。
 ゾンビ達に征服されつつある社会で、都市部からヘリで脱出した主人公達は巨大なショッピング・センターに立てこもり、ゾンビ達と戦いながらそこで生活を始めます。しかしその閉鎖された空間での生活は長くは続かず…という内容です。
 一体ずつでは弱いゾンビも群れをなせば脅威となるということを、感じさせてくれます。ある意味「数の恐怖(脅威)」を知るものでもあります。
 ホラー映画ではありますが、シニカルなジョーク、死者たちを通して描かれた「皮肉的暗示」など、それなりに含みのある作品でもあります。ちなみに実は私、この映画がなぜかとても好きで、ビデオソフトまで持ってたりします(笑)。現在、この作品のビデオは異なる監修の版が数種類出ているので、見比べてみるのも一興かも。
 ただしこの作品は「スプラッター度」が高いので、この系統が苦手な人にはお薦めはできません。
 ちなみにこの作品については、メールで「れみぃ」さんから投稿をいただきました。ありがとうございました。

「ゾンビ伝説(the Serpent and the Rainbow)」
 1988年、アメリカ作品。監督は、ウェス・クレイヴン。出演は、ビル・プルマン、キャシー・タイソンなど。人類学者ウェード・デイヴィスのノンフィクション作品の映像化作品です。
 ゾンビの存在の謎を解くためハイチにやって来た、主人公デニスは、女医マリエルと出会い、ブードゥーについて調査を開始します。やがて彼は、ゾンビの謎の確信に迫っていきますが、彼の背後には危険が迫っていました。入国から彼を監視していたハイチの秘密警察、そのボスであり、黒魔術師であるペイトロウの魔の手が‥。
 邦題こそ、ゾンビの名前が入っていますが、そこらにあるゾンビものとは全く違うアプローチの貴重なゾンビもの作品。ハイチ共和国のいわゆる「本物のゾンビ」を主題に捕らえており、いろんな意味で刺激される好作品かと。ゾンビパウダーも怖いけど、一番怖いのは秘密警察だなぁ、と思いました。
 単純に普通のゾンビ映画を求めて観た人の目には、つまらない作品に映るかもしれませんが、私自身は、とても良い作品だと思います。女医マリエル役のキャシー・タイソンも魅力的で、すっごく(以下略)。


行】

「ダゴン(H.P.LOVECRAFT 'S DAGON)」
 2001年スペイン、スチュアート・ゴードン監督作品。かのH.P.ラブクラフトの「インスマウスを覆う影」を原作として、舞台設定等をアレンジして作られた作品です。
 サンチアゴから50kmほどの場所に位置する、陰気な港街インボッカ。レジャー航海を楽しんでいたヨットが、この街の沖にある岩礁で不可解にも座礁し、主人公たちは助けを求めるためにインボッカに上陸します。しかし、街で目にするのは、妙に非人間じみた様子の住人たちと、見たこともない「ダゴン秘密教会」…。やがて名状しがたき恐怖(笑)が彼らを脅かすことになります…。
 作品そのものは…、まあそれほど評価をされるような…っていうか大した評価をされるような作品ではなさそうです。しかし、過去の「ラブクラフトもの映画」の中では、「人ならざるものとその神々への崇拝」が、比較的ストレートに描かれている方ではないかと思います(まあ原作が「インスマウス〜」ですから。)。「ダゴン」(劇中では「デイゴン」と発音されてます)の名や、かの有名な呪文(劇中での発音・字幕表記は「カトゥルー 〜 ファタガン」)も頻繁に登場しています。作品としての出来不出来はともかくとして、クトゥルー神話ファンなら一度観てみるのも悪くないかもしれません。
 ちなみに、街の有力者の娘、ウシア・カンバロを演じている女優(Macarena Gomezという女優さんだそうです。)の美しさは必見(単なる好みですが)。ただし、腰から下は除外(理由は内緒)。

「地球最後の男 (The Last Man on Earth)」

 1964年、イタリア、アメリカ合作のモノクロ作品(86分)。監督は、シドニー・サルコウとウバルド・ラゴーナ。出演は、ヴィンセント・プライス(「肉の蝋人形」(1953)、「十戒」(1956)、「ハエ男の恐怖」(1958)、「シザーハンズ」等)、フランカ・ベイトアなど。
 リチャード・マシスン原作の小説「I am Legend」の映画化作品です。同作は、これまでに3回映画化されてますが、本作が最初の作品です(2作目「地球最後のオメガマン」(1671)、3作目「アイ・アム・レジェンド」(2007))。
 人間を死に至らしめ、吸血鬼として甦らせるウィルスが蔓延した世界。主人公ロバート・ネヴィルは、そんな世界にただ1人生き残り、夜は家の周りに集まってくる吸血鬼たちの騒ぎに悩まされ、昼は生活用品の確保に務めつつ、眠る吸血鬼たちを狩り出す生活を続けていた。やがて彼の前に、ルースと名乗る生存者が現れますが、彼女の正体には秘密が…。そして物語のラストには…。
 原作及びこの映画は、そのシチュエーションが後の数々のゾンビ映画等に多大な影響を与えたことでも知られています。ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビシリーズ(特に1、2作目)などは、その最たるものです。モノクロ映画であり、名優ヴィンセント・プライスの演技もあって、独特の雰囲気を醸し出している作品となっています。特撮や特殊メイクについて期待するような作品ではなく、全体の物語の作りや「元祖」的なシチュエーションを満喫する作品です。ある意味、基本的なシチュエーションの作品であるが故に、いろいろと参考になる部分も多いかと思います。また、「価値観の逆転」という点が面白く、予想外の結末となることでしょう。是非、ご覧下さい。

「チルドレン・オブ・ザ・デッド(Children of the Living Dead)」

 2001年、アメリカ作品。監督は、トー・ラムシー。出演は、トム・サヴィーニ、マーティン・シフ、デミアン・ルヴァラ、ジェミー・マッコイ等。
 1968年、死人が動き出してゾンビとなり、生者を襲うという事件が発生。警察等の武力鎮圧により、ゾンビは全て退治され、事件は解決したかに見えた。が、1986年に、再びゾンビ事件が発生する。ゾンビ退治に見落としがあったのか‥。そしてその翌年、三度(みたび)ゾンビが現れ、人々に襲いかかる。それは、今もさ迷っていると噂される、とある廃屋の主のせいなのか‥。
 ビデオのジャケットには、「"ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド"と"ゾンビ"(DAWN OF THE DEAD)の間をつなぐストーリーだ」という旨が書いてありましたが‥。一言コメントするなら、「ふざけるな」ってなとこでしょうか。冒頭部分の主役を演じているのは、「ゾンビ」等で特殊メイクを担当し、俳優としても出演していたトム・サヴィーニです。が、こんなのに出演するなよ。‥とか思ってしまいました。冒頭の、長髪でマッチョなトムがゾンビを射ちまくってる部分だけが、唯一楽しかったと。そのシーンでさえも、アクション的にはイマイチなんですが‥。

「デモンズ(Demons)」

 1985年、イタリア作品。製作総指揮は巨匠(笑)ダリオ・アルジェント。監督は、ランベルト・バーヴァ。出演は、ナターシャ・ホーヴェイ、ウルバノ・バルベリーニなど。
 不思議な男が配った映画の入場券。この入場券を持って、様々な客が映画館に集まってきます。やがて映画が始まりますが、途中、客の一人が、小さな傷が原因で恐ろしい化け物に変身し、他の客を襲いはじめます。殺された者も、同じように化け物になり、館内は化け物によりパニックに。生存者たちは、映画館から脱出しようとしますが、入口はなぜか壁でふさがれており、逃げ場を失った生存者は、命がけで戦うことになります‥。ラスト、ようやく映画館から脱出した主人公が観たものは、映画館内と同じく、化け物が跋扈し、荒れ果てた街。そして‥。
 映画館を舞台に、アルジェント系の気持ち悪いクリーチャーによる惨劇が繰り広げられます。日本公開の当時はそれなりに話題を呼んだんですが、単に配給映画会社が囃し立ててただけのようです。彼の作品は、実際に内容に関わってくるかどうかは別として、作品の根底になんらかの神秘的、超自然的な存在を感じさせる作りとなっています。いかにもアルジェントな作品ではありますな。本作には続編がいろいろ出てますが、あまり多くは語る必要のない作品ばかり。全然関係ないけど、続編の方に出てたダリオ・アルジェントの娘さんアリシアは、結構キュートです。→キュートだったアリシアもいい女になりましたねぇ(嬉)。

「ドラキュラ(BRAM STOKER'S Dracula)」
 1992年。製作・監督は、フランシス・フォード・コッポラ。出演は、ゲイリー・オールドマン、ウィノナ・ライダー、アンソニー・ホプキンス、キアヌ・リーヴス(「マトリックス」等)など。コッポラ監督による「ドラキュラ」作品です。主演のゲイリー・オールドウィンは、クリストファー・リィを始めとする今までドラキュラ役を演じてきた俳優の面々とは随分雰囲気が違い、新鮮味のある伯爵を見せてくれます。愛をうたってる作品の割には、そのテーマがあまり心に迫って来ないような気がしますな。吸血鬼となったルーシーの描写は結構いい感じでした。あと、アンソニー・ホプキンス演じるヘルシング教授が、妙にワイルドな感じがするのは私だけでしょうか?

「ドラキュリア(DRACULA 2000)」
 2000年作品。製作総指揮は、ウェス・クレイヴン。監督は、パトリック・ルシエ。出演は、ジョニー・リー・ミラー、ジャスティン・ワデル、ジェラード・バトラー、クリストファー・プラマーなど。前半の主人公ヘルシングは、100年前にドラキュラを倒したが、完全に滅ぼすことはできず、その方法を探すため、ドラキュラの血を自らに注射することによって寿命を延ばし、現代まで生き続けてきた。そんな現代のある夜、ヘルシングが経営する遺物館(博物館のようなものか)に強盗団が侵入し、厳重に警備されていた「銀の柩」を盗み出す。柩の中には財宝が詰まっていると信じ込んだまま、彼らはそれを運び、開こうとしますが、それは新たな惨劇の幕開けとなります。後半の主人公は、父親(ヘルシング)を介してドラキュラの血を受け継いだ娘マリーと、ヘルシングの助手の青年サイモン。蘇ったドラキュラ、そして彼の牙にかかり、吸血鬼となった者たちとの死闘が繰り広げられます。
 ドラキュラの正体…というか全ての事の始まり、そして彼が十字架や銀を嫌うようになった訳について、新たなアプローチがされており、大変興味深く思いました。もしかしたら、最近の吸血鬼映画の中では、意外といける方かもしれません(評価は分かれるかも)。
 余談ですが、強盗団の侵入を手引きし、後に吸血鬼とされてしまう、シンディ・クロフォード似の超いい女ソリーナ(Jennifer Esposito)、マリーの友人で、やはり吸血鬼にされてしまうルーシー(Colleen Ann Fitzpatrick)が素敵です。もうその超魅惑的な(中略)私も吸ってっいう(長くなるので以下略)。
 犠牲者になる友人の名が、ちゃんと「ルーシー」っていうあたりが、「ブラム・ストーカー」を踏襲してて伝統的です(笑)。

「Dragon Fighter 炎獣降臨(Dragon Fighter)」
 2002年、アメリカ映画(98分)。監督は、フィリップ・ロス(「パイソン」、「シャーク・ハンター」等)。出演は、ディーン・ケイン(「アイスランド」、「タイムリミット」等)、クリスティーナ・ベイヤーズ、ロバート・ザッカーなど。
 16世紀のイギリスで、多くの犠牲を出しながら、1頭の凶暴な獣が退治された。それは、炎を吐き、空を飛ぶ恐るべき怪物だった。そして時は移り過ぎ、舞台は現代のアメリカへ。軍のクローン研究施設に、イギリスの片田舎で発掘された、不思議な生物の骨が持ち込まれます。 そこでの議論の結果、クローン実験が実行され、ついに恐るべき生物が誕生することに。やがて誕生した生物は…。
 翼と4本の脚をもち、炎を吐く、いわゆる一般的なタイプのドラゴンが登場します。火を噴きまくり、終盤には空を飛翔するシーン(F-16と空中戦!)も登場します。途中、軍施設内で、ドラゴンの存在に怯えつつも、人間が探索を行う様子は、「エイリアン」を連想しました。
 ドラゴンの造形そのものは、静止画でみれば特別格好悪いってわけではないのかもしれませんが、個人的感想としては、あまり格好いいとは思えませんでした。あと、クリーチャーとしての描写、ドラゴンがしっかり画面に映ってるシーンが妙に少ない気もするので、「ドラゴンが観てぇ〜っ」って気持ちで観てしまうと(他にあまり観る理由はないかもしれませんが(笑))、少しフラストレーションを感じるかも。冒頭の16世紀の竜退治シーンは良かったのになぁ(全体的に観たらの話)。
 SFファンタジーに近い部分もあり、「歴史もの、ファンタジー」に分類しようかとも思いましたが、パニックムービー的要素が大きいかと考え、「ホラー、オカルト、パニック」に分類しました。

「ドーン オブ ザ デッド(DAWN OF THE DEAD)」(R-15)>>公式サイト
 2004年、アメリカ作品。監督は、ザック・スナイダー。出演は、サラ・ポーリー(「死ぬまでにしたい10のこと」、「バロン」等...もしかしてバロンに出てきた女の子?!)、ヴィング・レイムス(ミッション インポッシブル」、「コン・エアー」等)、ジェイク・ウェバー(「7月4日生まれて」、「ジョー・ブラックをよろしく」等)など。ジョージ・A・ロメロ監督の同名映画(邦題は「ゾンビ」)のリエンビジョニング(再想定)作品です。わかりやすく言えば、「現代版にアレンジしたDAWN OF THE DEAD」ってとこでしょうか。
 病院に看護師として勤める主人公アナは、いつものように仕事から帰宅し、夫と夜を過ごしますが、翌朝、寝室で眠っていた彼女を、最初の恐怖が襲います。考える暇もなく、家から逃げ出した彼女は、街のいたる所で火の手が上がり、人々が殺し合う、まさに地獄のような様を目のあたりにします。いったい何が起こっているのか? わからないままさ迷う彼女は、やがて生存者グループと出会い、行動をともにし、ショッピングモールに逃げ込みます…。 冒頭の10分くらいは、街に(世界に)徐々に恐怖と混乱が広がっていく様子が描かれ、なかなかの緊迫感でした(僅かに流れるラジオの音声さえもgood)。
 リエンビジョニングというだけあって、いろいろな意味で現代テイストな作品になっており、そこがまたオリジナル(ロメロ監督版)のファンには賛否あるところでしょう。オリジナル作品中には「ウィルス」って言葉は出てこなかったように思いますが、この作品では噛み傷からのンビ感染について、幾分感染症的側面が強く描かれているような気がして(あくまでもオリジナルと比較しての話ですが)、オリジナルとの微妙な違いとなっていました。様々な新しい感染症やウィルス危機が現実になっている現代ならではの、リエンビジョニングの結果というところでしょうか。なにより、リエンビジョニングの結果として最も大きなものは、ゾンビが走るって事でしょう。「ゾンビは動きが鈍い」というお約束を広めた「ロメロ作品」のリメイクでありながら、そのお約束を破ってるのが、賛否わかれるところ。確かに、全力疾走で追いかけて来るゾンビは恐ろしいですw


行】

「NIGHT OF THE LIVING DEAD」
 1968年アメリカ、監督は、その筋の巨匠ジョージ・A・ロメロ(「ゾンビ」「死霊のえじき」等)。脚本は、ジョン・A・ルッソ。出演は、ジュディス・オディア、デュアン・ジョーンズなど。「その筋」では有名なロメロ監督の代表作品の一つであり、「その筋」では有名なホラー映画です。生きた人間を襲ってその肉を食らい、襲われた者もまたゾンビになる…こんな一般的な「ゾンビ」(元来は正しくはないけど)のイメージを確立させたのは、この作品から始まる「Living Dead 3部作」の影響によるものと言われています。
 突如として甦った死人たち。死人たちは、人を襲ってその肉を喰らいます。やがて数を増していく死人たちに、生き残った生存者たちは、一軒の家に立て篭もります。恐ろしい夜が過ぎ、救助の手がようやく来たと思われたそのとき・・・。その意表をついたエンディングは、今でも強烈に印象に残っています。
 「Living Dead 3部作」の中では唯一の白黒作品なんですが、それ故か技巧に凝らない淡々としたイメージも感じさせてくれます。この頃は特殊メイクもそんなに「凄い」ものではありませんが、白黒故の独特の不気味さは、別の意味で秀逸です。救いようの無いラストは、今でもとても印象に残っています。
 後に、何度かリメイク作品も製作されています。

「28日後...(28days later...)」(PG-12)>>公式サイト
 2002年、イギリス、アメリカ、オランダ合作。監督は、ダニー・ボイル。出演は、キリアン・マーフィ、ナオミ・ハリス、ミーガン・バーンズなど。
 動物愛護活動家の一団が、とある施設に不法侵入するところから、物語は始まります。彼らは研究者の制止を聞かず、檻の中からチンパンジーを解放してしまいますが、そのチンパンジーは、たった一咬み、たった一滴の血からでも、数秒〜数分で感染する恐ろしいウィルスに感染しており、ここから恐怖の幕が上がります…。
 冒頭に登場する研究者は、この感染症を「凶暴性(rage)」と呼んでいましたが、詳しいことは不明です。感染者は、(感染してから経過した時間によるのかもしれませんが)目の色が変わり、大量に吐血したりするようになります(個人差あり?)。なにより、理性や知性というものが失われて、凶暴性だけに支配されるようになり、狂った獣のように「非感染者」に襲いかかります。ウィルスの感染力は極めて強く、感染者に咬まれたり、感染者の血が口や傷から入っただけで、脳神経がウィルスに冒され、たった十数秒〜数十秒で発症、つまり人を襲うようになります。
 爆発的な感染拡大により、ロンドンの街は、ある意味ウィルスそのものよりも危険な感染者たちが潜む、恐怖と沈黙に支配された場所になり、わずかな非感染者たちは、生き残るためにさ迷います…。
 この作品、ジャンルとしては「バイオハザードパニックホラー」とも言うべきものなんですが、ウィルスによる狂気・凶暴性と対比的に、非感染者を通して「人間本来の凶暴性や欲望」を描いた作品であるように思います。不気味に静まりかえったロンドン(早朝に撮影されたらしいです)を独り歩く主人公の姿は、終末的な空気を感じさせ、以降たびたび繰り返されることになる惨劇と、見事に対照的に映ります。
 感染者はゾンビ的に描かれ(注:ゾンビではなく、"感染者"です)、人間性を失った存在として描写されていますが、生き残り、極限状態に置かれた人間たちの行動や思考もまた、あるものは常軌を逸し、またあるものは暴力的なものとして描写されています。パニックホラー的映画として配給、観賞された(される)作品でありながらも、非感染者つまりごく普通の人間の心に潜む闇の部分にも、大きなウェイトを置いて撮られた作品であるという印象を受けました。
 このため、純粋にパニックホラー映画として観た場合には、物足りない感があるのは確かです。そもそも"rage"ウィルスは、どこから来たのか?(冒頭の施設で生み出されたとゆうのは無理があるような…) 感染者は何がしたいのか?(結局、非感染者につかみかかってるだけのような…) 凶暴性剥き出しになるなら、なぜ感染者同士は互いを襲わないのか?(感染・発症した途端に共闘してるし) 死体をつついたカラスには感染しないのか? など、いくつもの疑問が残ってしまいます。
 ホラー要素以外でも、高評価を得ることができる作品かもしれませんが、「ホラー映画が観たくて観た」場合には、多少の物足りなさはあるかもしれません。とはいえ、C級、D級のホラー駄作を観るよりは、遥かにレンタルのコストパフォーマンスが高いのは、間違いないでしょう。

「28週後...(28 Weeks Later)」(R-15)>>公式サイト
 2007年、イギリス作品(104分)。「28日後...」の続編です。監督は、ファン・カルロス・フレナディージョ。前作監督のダニー・ボイルは、今作では製作総指揮に回っています。出演は、ロバート・カーライル(「エラゴン 遺志を継ぐ者」、「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」等)、ジェレミー・レナー(「S.W.A.T.」等)、ローズ・バーン(「マリー・アントワネット」、「トロイ」等)、イモジェン・プーツ(「Vフォー・ヴェンデッタ」等)など。
 RAGEウィルス感染の発生から28日後(前作と同じ頃)、ドンは妻ハリスと共に郊外の農家に他の生存者たちと立て籠もっていたが、RAGEウィルス感染者に侵入され、妻を見捨てて逃げ出し、難を逃れる。そして28週後。アメリカ軍を主体とするNATO軍により警備・管理され、復興に向かい始めたロンドンで生活するドンの元に、スペイン旅行のおかげで難を逃れていた娘タミーと息子アンディが帰ってくる。子供たちは、母は死んだと聞かされるが、ある日、母は幸運にも生き残っているところを発見され保護される。母は感染したが発症しない、先天的な免疫保持者だった。妻を置いて逃げたことを詫びるドン。しかし、その行為が、次に始まる恐るべき爆発的感染の引き金になるとはドンは知らなかった…。再び爆発的に感染が広がり、遂にNATO軍は「コードレッド」を発令。市民への無差別発砲が始まる…。
 「28日後...」の続編ですが、登場人物は一新されているので、前作を観てなくても問題なし。ただRAGEウィルスの説明が無いので前作知ってた方が設定は判りやすいかも。前作ほど作品に深みはありませんが、普通に疑似ゾンビもの(正しくはゾンビではなく"感染者"ですから)として単純に観るなら面白いです。あと、出演している2人の女優、ローズ・バーンの普通な美しさと、イモジェン・プーツの整った美しさに大注目。恐怖に怯えようが、返り血を浴びようが、美しさは変わりません。是非その美しい顔が恐怖に(以下略)

「ノスフェラトゥ(NOSFERATU: PHANTOM DER NACHT)」
 1978年、西ドイツ、フランス合作。監督は、ヴェルナー・ヘルツォーク。1922年に作られた古典吸血鬼映画「吸血鬼ノスフェラトゥ」(ストーリーは、ブラム・ストーカーの「ドラキュラ」が基本となっています。)のリメイクです。なぜか哀愁漂う吸血鬼の立ち居振る舞いや、ペストの流行によって死に覆われつつある町の描写など、不思議な雰囲気のある作品で、これぞ本当のゴシックホラー映画とも思わせてくれます。
 タイトルの通り、吸血鬼映画ですが、いわゆる「ドラキュラ」っぽいスマートな貴族的外見ではなく、長い爪と見開かれた目、口の中ほどに「げっ歯類」の門歯の様に2本並んだ牙など、その外見は形容しがたい不気味さ恐ろしさを漂わせています。吸血鬼映画を抑えとくなら、外せない作品の一つかと。
 主演は、怪優クラウス・キンスキー(かの女優ナスターシャ・キンスキー(「キャットピープル」など)のお父上)。感覚的な畏怖心を漂わせるマスタリングの参考になるかと思います。ちなみにこの作品に登場する人妻ルーシーを演じているのは、美貌イザベル・アジャーニ。だからどうだって事はないんですが、大好きなんです私(笑)。


行】

「バイオハザード(RESIDENT EVIL)」(PG-12)
 2002年、アメリカ、ドイツ、イギリス合作。監督は、ポール・アンダーソン。出演は、ミラ・ヨボヴィッチ(「フィフスエレメント」、「ジャンヌダルク」等)、ミシェル・ロドリゲス、エリック・メヴィウス、ジェイムズ・ピュアフォイなど。カプコンの人気ゲームシリーズ「バイオハザード」の映画化作品です。世界的超巨大複合企業アンブレラ社は、アメリカ中西部の都市ラクーンシティの地下には、ハイヴと呼ばれる巨大研究施設で、密かに生物兵器の研究も行っていた。ある事件により、ハイヴ内で致命的な生物兵器「Tウィルス(Tヴァイラス)」が漏れ出し、壊滅的なバイオハザードが発生し、研究者たちは全員死亡します。一方、主人公アリスは、館の浴室で、記憶を失った状態で目覚めます。やがて館には、特殊部隊が突入して来て、警官と名乗る別の男も一緒に、拘束されてしまいます。特殊部隊はアリスたちを伴い、館の地下へと続く秘密の入口、「ハイヴ」へと続く入口へと入って行きますが、そこで彼らを待ち受けていたのは‥。
 意外に正統派のゾンビ映画になっていますが、ゲーム的なアクション要素も多く、気軽に楽しめます。地下研究施設への潜入など、もろゲーム的な感覚に近かったりするので、RPGのネタ的にもいい感じ。音楽もマリリンマンソン、スリップノットなど、マニアックなグループが参加しており、そちらの方もなかなかです。

「バイオハザード2 アポカリプス(RESIDENT EVIL:APOCALYPSE)」
>>公式サイト
 2004年、アメリカ、カナダ、イギリス合作。監督は、アレクサンダー・ウィット。前作の監督ポール・アンダーソンは、本作では脚本を担当しています。出演は、ミラ・ヨボヴィッチ(前作「バイオハザード」等)、シエンナ・ギロリー(「タイムマシン」等)、オデッド・フェール(「ハムナプトラ(両作)」等)など。
 閉ざされたはずのハイヴの扉がアンブレラ社の研究者によって再び開かれ、そこから溢れ出した夥しい数のアンデッドによって、ラクーンシティは惨劇に覆い尽くされようとしていた。病院で目覚め、途中で出会った仲間たちとともに、生き残りを賭けて戦っていたアリスの元に、Tウィルスを開発したアシュフォード博士の声が届く。ラクーンシティが"核"によって消滅するまであとわずか。博士は、市内に取り残された自らの娘を救い出すのと引き換えに、アリスたちにラクーンシティからの脱出ルートを教えようという。残された時間の中、アリスたちの死闘が始まります。
 カプコンの人気ゲームシリーズ「バイオハザード」を映画化した前作の続編です。最初は、昨今貴重なゾンビ映画の続編として期待していたんですが、今回は、あまりゾンビどもの出番は多くなく、惨事を押さえ込み、人命よりも会社の利権を優先するアンブレラ社の幹部や、ゲームにも登場した怪物「ネメシス」の登場シーンが多いため、前作よりも、さらにゲーム版に近い印象の作品になっており、ゾンビ映画というよりも、アクションホラーエンタテイメント作品とでもいうべきものになっています。

「ハウス・オブ・ザ・デッド(HOUSE OF THE DEAD)」

 2003年、ドイツ、アメリカ、カナダ合作。90分。監督は、ウーヴェ・ボル(「アローン・イン・ザ・ダーク」、「ブラッドレイン」等)。出演は、ジョナサン・チェリー、オナ・グローアー、クリント・ハワード(「デビルスピーク」、「処刑ライダー」、「北斗の拳」…等)、ユルゲン・プロホノフ(「U・ボート」、「マウス・オブ・マッドネス」等)など。いろんな意味で、その筋では有名な(笑)ウーヴェ・ボルの監督作品です。ユルゲン・プロホノフ、なんで出てるの?
 孤島でのパーティに向かう主人公たち一行は、船に乗り遅れたため、港で船をチャーターすることに。その島は「イスラ・デル・ムエルテ(死の島)」と呼ばれ、恐れられていたが、渋る船長を説得し、一行は島へと向かう。島に上陸した彼らが見たものは、人影がなく、不気味に静まりかえるパーティ会場だった。。。。。
 セガの同名ゲームの映画化…です。群がり襲い来る屍 ゾンビたち、そして銃を撃ちまくる頭悪そな主人公たちw やたら長い銃撃&アクション戦シーンは、ある意味斬新なのかもしれませんが、作品としてはどうだか。クライマックスでは「マトリックス」のマシンガン撮影を多用したりして、監督やスタッフが盛り上がって楽しんで作った作品って感じはしますが、それだけではねぇ…。画面や場面の切り替わりに、ゲーム「ハウス・オブ・ザ・デッド」の画面映像そのままを使ってるのには、さすがに呆れます。元々の出来が悪いのに、これ見るたびにさらに興覚めしてしまいました。
 昔のゾンビブームの頃には、「なんだこりゃ(泣く)」ってなろくでもないゾンビ映画をたくさん観ましたが、ある意味この作品にはそんな懐かしさを感じました。でも20年くらい前と現代、同じレベルをやっては…。レンタル半額とかの時になら、(別の意味で)「怖い物見たさ」で観てみるのもいいかもしれません(私は責任とりませんがw)。

「ハウリング(The Howling)」
 1981年、アメリカ作品。監督は、ジョー・ダンテ。出演は、ディー・ウォーレス(「クジョー」、「E.T.」等)、パトリック・マクニー(「ワックス・ワーク」等)など。今まで見た中で、一番好きな「人狼」もの映画の一つ。ロサンゼルスで起こった殺人事件。ニュースキャスターのカレンは、犯人と接触。犯人は射殺されるが、彼女も精神的ショックを受け、事件後、夫とともに田舎にある療養所に向かう。そこで彼女たちを待っていたのは‥。
 文明と森、人と獣の中間に位置するのが狼人間なんでしょうね。とか思ったり。やはり見せ場は変身シーンになるのでしょうか。TRPGとかでは、あんなに時間をかけて変身はしないとは思いますが(笑)。ともかく、生物的存在感をもつ狼人間の変身描写はなかなかでした。人狼のリーダー(?)役の女優エリザベス・ブルックスの醸し出す、獣のような魅力も素敵(笑)。「焼き方は?」「生で」(笑)

「バタリアン(Return of the Living Dead)」
 1985年、アメリカ。ダン・オバノン監督による、愉快なリビングデッドものです。出演は、クルー・ギャラガー、ジェームズ・カレンなど。片田舎の街の倉庫の地下室にあった謎のタンク。それは実は軍の機密に関わるもので、中には恐ろしいものが閉じこめられていた。倉庫で働く2人の男が、ふとしたことでこのタンクをつついてしまったことから、悪夢が始まります。
 素早いアンデッドってイヤですねぇ。殺せないのも困ります(笑)。なかなかに笑える作品で、ホラーとかいうよりはコメディかも。この手の映画の中では面白い方だと思います。何せダン・オバノンですから(笑)。個人的にはもちろん大好き。ゾンビ映画の名作(迷作)の1つではあります。軍の機密が民間の倉庫の奥にあるなど、それなりに参考にはなるシチュエーションかなと(なんでそこにあったのかは判らないけど(笑))。音楽も結構好きだったりします。この作品はゾンビ映画の祖たる「Night of the Living Dead」へ捧げるオマージュでもあります。
 例によって続編もたくさん出てますが、「3」以降は別物だと思って下さい。

「ハリウッド人肉通り(The Ghouls)」
 2003年、アメリカ。86分。監督は、チャド・ファーリン。出演は、ティナ・バーチフィールド、ジェームズ・ガンなど。
 主人公(ビデオカメラマン)は、特ダネ映像を撮影しては、そのフィルムを売って生活していた。ある夜、街の路地で、数人の人物に女性が襲われている場面を目撃した彼は、「ただの」暴行事件と考えて撮影するが、そこに写っていたのは、女性を食らう、獣じみた男達だった…。やがて特ダネを狙って「人食い」たちを追いかけるようになる彼が見たものは…。
 ロサンジェルスの路地の裏には、人食い人種が棲むという危険なエリアがある…そんな都市伝説を元にして作られた映画だそうです。原題の「The Ghouls」が物語るとおりの内容です。ただし、この人食いたちは、アンデッドなどではなく、そういう食性の生きた種族(人種?)であるようです。中途半端ではありますが、ドキュメント的な映像もあったりして、妙に生々しい部分もありますが、内容的にはなんとなくアマチュアテイストのあるホラー作品といったところでしょか。しかし、アメリカには、こんな都市伝説がほんとにあるんでしょうか。私は知りませんが…。とりあえず、この邦題を付けた人のセンスに、いろんな意味で脱帽です。

「ヴァンパイア・最期の聖戦(JOHN CARPENTER'S VAMPIRES)」
 1998年、アメリカ。ジョン・カーペンター監督作品。出演は、ジェームズ・ウッズ、トーマス・イアン・グリフィスなど。
 舞台はアメリカの南部。ヴァチカンの命のもと、ヴァンパイアを退治するヴァンパイアスレイヤーたち。そんな彼らの一団が、強力なヴァンパイアに襲われ、壊滅させられるところから始まります。生き残りのジャックは、数少ない仲間と共に敵を追い続けます。そして、やがて明らかになるヴァンパイアたちの目的…。それは、"黒い十字架"によって、陽の光の下でも歩き回れるようになる能力をもつこと…。強力なヴァンパイアたちと、ヴァンパイアスレイヤーとの戦いが始まります。
 ヴァンパイアスレイヤーたちは、ワイヤー付きの矢をボウガンで撃ったり、ヴァンパイの体にワイヤーを引っかけたりして、それを自動車のウィンチで引っ張り、ヴァンパイアを太陽光溢れる野外へと引きずり出して(日光で)焼き殺すという、なかなか現代的で合理的、かつ荒っぽい方法で、ヴァンパイアを退治しています。一つの手法として、面白いですねw
 いわゆるゴシック的なテイストは無く、「黒い十字架」というキーアイテムと、ヴァンパイアという設定がなければ、単なる「ウェスタン風のアクション映画」かもしれない作品ですが、数多いヴァンパイア映画の一つとして、こんなのもたまにはいいかもしれません。

「ヴァンパイア 黒の十字架(Vampires: los Muertos)」
 2003年、アメリカ。93分作品。監督・脚本は、トミー・リー・ウォレス。製作はジョン・カーペンター。主演はなんと"BONJOVI"のジョン・ボン・ジョヴィ(本業も頑張れよー)。
 ヴァンパイアたちは、太陽の光の中を歩き回る力を得るため、そのための儀式に必要な"黒い十字架"を求め、とある修道院を襲います。ジョン・ボンジョヴィ扮する主人公デレクは、仲間を死を悼み、ヴァンパイア退治に一層の執念を燃やします。やがて、デレクと、もう1人のヴァンパイアスレイヤー、修道院の生き残りの神父(見習い)、吸血鬼への変身を薬で抑えている女、そして修道院の近所の子供(笑)という、妙な5人組ができあがり、共にヴァンパイアに立ち向かって行きます。
 「ヴァンパイア・最期の聖戦」の続編なんだそうですが、全然わかりませんでした。確かに「黒い十字架」がキーアイテムになってるのは同じなのですが、主演俳優が変わり、宿敵のヴァンパイアの設定とかも変わってるので、「よく似た設定の作品だなぁ」以上には思えなくて(笑)。やはりアメリカ南部(〜メキシコ?)が舞台になっているようなので、「ウェスタンテイスト」を感じる作品だったりするのは確かに同じですね。あと、自動車のウインチを使って、ヴァンパイアを太陽の光の下に引きずり出すやり方も同じ。なかなか力技です(笑)。
 続編だと知らずに観ると、デジャヴュ感じるかも(笑)。

「ヴァン・ヘルシング(VAN HELSING)」
 2004年、アメリカ。90分。製作、監督及び脚本は、スティーヴン・ソマーズ(「ハムナプトラ 失われた砂漠の都」等)。出演は、ヒュー・ジャックマン(「X-MEN」等)、ケイト・ベッキンセール(「アンダーワールド」等)、リチャード・ロクスバーグ(「ムーラン・ルージュ」等)、デヴィッド・ウェンハム(「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのファラミア等)など。
 1887年トランシルバニア。墓を荒らした報いとして、フランケンシュタイン城を襲う民衆。争乱の中、ビクトール博士は、吸血鬼であるドラキュラ伯爵に殺され、博士に創造された怪物(フランケンシュタインの怪物)は、博士の遺体とともに炎の中に消えた。それから1年後…。
 モンスターハンターであるヘルシングは、バチカンで「トランシルバニアのヴァレリアス一族を助け、ドラキュラ伯爵を倒せ」という、新たな任務を与えられる。生き残ったヴァレリアス一族は、ヴェルカン王子と、アナ王女の2人のみ。人狼との戦いの際、アナをかばったヴェルカンは、傷を負い、行方不明となっていた。
 トランシルバニアに到着したヘルシングは、早速、アナの村を襲撃する女吸血鬼たちと戦うハメになる。戦いの後、アナ王女に助力を申し出たヘルシングだったが…。
 コウモリのような姿に変身して襲いかかる吸血鬼たち、素早く力強い人狼など、登場するモンスター的には充分充実しています。また、ヘルシングが使う秘密兵器の数々も必見。ガス圧式自動連射クロスボウほしいw 
 本作に登場する吸血鬼は、コウモリのような羽を持つ飛行タイプの化け物に変化するものですが、これ以外にも実はとても個性的な生態をもっています。
 あまり書くとネタバレになってしまうのですが、どうやらこの吸血鬼は、女吸血鬼に「吸血鬼の卵」を産ませるようです。吸血鬼の生殖行為をほのめかく要素ってのは、とても珍しいですね。 ??な点も結構あったりする作品ではありますが、モンスターアクションを楽しむなら充分ですねー。
 この作品については、掲示板で「Mass」さんにも指摘していただきました。ありがとうございました。

「ビヨンド(THE BEYOND)」
  1980年、イタリア作品。監督は、ルチオ・フルチ(「サンゲリア」等)。特殊メイクは、ジャネット(ジノ)・デ・ロッシ(「サンゲリア」、「キング・オブ・デストロイヤー コナンPART2」、「ドラゴンハート」等)。出演は、カトリオナ(キャスリン?)・マッコル(「ベルサイユのばら」、「地獄の門」、「墓地裏の家」等)、デヴィッド・ウォーベック、サラ・ケラーなど。
 1927年、ルイジアナ州のある古いホテルの一室で、1人の画家の男が地元住民にリンチを受け、惨殺された。画家はリンチの後、生きながらにして釘で手首を壁に打ち付けられ、顔に腐食性の液体をかけられて絶命したのだった…。そして時は経ち、1981年。遺産として、古いホテルを相続した女性ライザ。ホテルで次々に起こる事故や事件。周囲に忍び寄る、恐怖の気配。やがて地獄の門が開き、死者たちが起き上がり、歩きはじめます。死者から逃れようとしたライザたちが見たものは…。
 断片的に見ると、謎めいた台詞回しのせいもあって、なかなか壮大…というかオカルティックなストーリーを感じさせてくれるのですが、それらのシーンが繋がると、見事なまでにストーリーが存在しなくなるという(笑)。断言、雰囲気のみ楽しむ作品です(楽しめるかどうかが、最大の問題ですが(笑))。さすがは巨匠、ルチオ・フルチ。ストーリーの点では、「サンゲリア」の方が、よほどしっかりと筋が通ってますね。

「フライトナイト(Fright Night)」
 1985年、アメリカ作品。監督は、トム・ホランド(「チャイルド・プレイ」等)。出演は、クリス・サランドン、ウィリアム・ラグズデール、アマンダ・ビアースなど。ある日、主人公の家の隣に引っ越してきた人物たち。やがて、彼らの正体が明らかに‥。コミカルテイストですが、これもまた吸血鬼映画です。クリス・サランドン演じる吸血鬼は、ドラキュラ伯爵よりもだいぶたくましく、セクシーさも兼ね備えた吸血鬼として描かれてます。主人公の顔がなんかとっても情けないのが最大のネック。吸血鬼にされてしまう主人公の友人は、下っ端吸血鬼の「レッサー」な感じ&犠牲者の悲哀がちょっとだけ出てて、結構好きでした。古典的お決まりパターンではありますが、太陽の光って偉大だなあ、つくづく思ってしまいます。こんなんが隣に引っ越してきたらやだなあ。

「フランケンシュタイン(MARY SHELLEY'S FRANKENSTEIN)」

 1995年アメリカ、123分作品。製作は、F.F.コッポラ。監督と主演は、ケネス・ブラナー。「フランケンシュタインの怪物」を演じるのは、ロバート・デニーロ。イアン・ホルム(「ロード・オブ・ザ・リング」のビルボ・バギンズなど)も出演してたりします。人造人間的怪物で知られる、メアリー・シェリー原作のフランケンシュタイン博士のお話です。
 氷の海で、危機に陥っている船の中、ある男が自らの過去について話すところから、物語は始まります。生命創造の研究に情熱を傾ける、若き科学者ビクター・フランケンシュタイン。彼は、師の研修書などをもとにして実験を行い、遂に、死体を継ぎ合わせた人型に生命を吹き込むことに成功します。しかし彼は、自らが創造した「それ」を愛することができず、「それ」はビクターの研究室から逃げ出してしまします。やがて「それ」、つまりフランケンシュタインの怪物は、自らの存在に悩み、そしてビクターの愛する者を奪い、復讐しようとします‥。
 昔の「フランケンシュタインもの映画」のように、いわゆる「怪物映画」ではなく、様々な心の葛藤などが描かれているので、それなりの深みもあるかもしれない作品です。生命創造実験の器具のデザイン等には、賛否両論あるかもしれませんが、人の出産現場から「羊水」を集め、それを培養タンクのような物に貯めて、死体に命を吹き込む過程など、ディティールの部分などは、それなりに興味深いものでした。

「ブレイド(BLADE)」
(PG-12)
 1999年、アメリカ作品。監督は、スティーヴン・ノリントン。出演は、ウェズリー・スナイプス(「追跡者」、「マネートレイン」等)、スティーヴン・ドーフ(「ブロークン・ハイウェイ」等)、クリス・クリストファーソン(「コンボイ」等)など。人間社会に深く入り込み、大都市では政治、経済の半分を支配するまでに至った吸血鬼。その吸血鬼の根絶を目指す男の戦いを描いた作品です。
 妊娠中の母親が吸血鬼に襲われ、DNAが変化した主人公は、寿命と紫外線への耐性は人間のまま、吸血鬼並みの生命力と運動能力をもつ男となった。「デイ ウォーカー(昼歩く男)」と呼ばれ怖れられる彼は、その能力と様々な道具を武器に吸血鬼たちを狩っていきます。そんな中、ヴァンパイア社会の中でも異変が…。純潔の吸血鬼ではない、(襲われて)後天的に吸血鬼になった男、フロストは、吸血鬼の評議会「暗黒院」に反抗し、彼らの聖典を解読して伝説の「血の神マグラ」を甦らせようとします。それを阻止しようとするブレイド、そして戦いに巻き込まれる人間女性…。
 この作品は、舞台はアメリカで、主人公のスナイプスは黒人、敵役のフロストは白人なのですが、全編を通して妙にアジアンテイストな印象を受けます。ブレイドの「部屋」にアジア的な装飾があったってのもそうなんですが、ザコやら端役に妙にアジア系の出演者が多いのがその理由なんでしょうね。まあアクションもアジア系な部分も多いんですが。
 吸血鬼もの映画としては随分と異色ですが、古典的要素をアレンジしつつも取り込んでいる(ような気がする)部分も見られ、アクション的にもすごいので、そこそこに楽しめる作品です。

「ブレイド2(BLADE 2)」
 2002年、アメリカ作品。監督は、ギレルモ・デル・トロ。出演は、ウェズリー・スナイプス、クリス・クリストファーソン、レオノール・ヴァレラ(「レジェンド・オブ・エジプト」等)など。前作から2年後。吸血鬼と人間の遺伝子をもつデイ・ウォーカー、ウェズリー・スナイプス演じるブレイドが再び暴れまくります。
 吸血鬼たちに、"リーパーズ"と呼ばれる変異的な新種が現れます。彼らは銀の弾丸などでは死なず、同じ吸血鬼たちでさえも餌食にしながら、次々に数を増やしていきます。この新種に手を焼いた吸血鬼たちは、ブレイドに接触し、共同戦線を張ることになります。ブレイドと共に戦うのは、吸血鬼側の最強部隊"ブラッドパック"。戦いが進み、調査が進むにつれて明らかになる真実とは…。
 今作も相変わらず、ブレイドの超バトルアクションは健在で、他の吸血鬼たちのアクションもなかなか凄まじいです。前作同様、CGとワイヤーアクション、アジアンテイストな怒濤のバトルアクション(肉体+ソードアクション)が目白押しです。
 新種の吸血鬼リーパーズ(字幕では"死神族")の誕生の秘密がキーポイント…。優れた肉体をもつ吸血鬼が思い悩む、弱点の克服… なーんてストーリーもあったりはするのですが、観る人のほとんどはそんなに深く考えず、気楽にアクションを楽しむ映画でしょう(笑)。
 対吸血鬼用の秘密兵器として、「紫外線爆弾」は欲しいかも(笑)。

「ヘル・レイザー(HELLRAISER)」
 1987年、イギリス作品。監督は、クライヴ・バーカー(「キャンディマン」、「ミディアン」等)。出演は、アシュレイ・ローレンス(「マイキー」等)、アンドリュー・ロビンソン(「ダーティハリー」、「チャイルド・プレイ3」等)など。奇才クライヴ・バーカーが、初監督に挑戦して作り上げた異彩のホラー作品です。金色に輝く魔性のパスルボックスに秘められた恐ろしい謎と力、そしてその魔力に魅入られた捉えられた忌まわしき者どもの蠢き…。よくある善と悪の二極的対立ではなく、悪意のある超常的な存在と無力な人間の対決のお話です。悪夢のような超常世界と悪魔的魅力をもつパズルボックスは、観る者に怪しげな(笑)インスピレーションを与えてくれます。邪悪な魔法アイテムを中心としたキャンペーンなどの参考にしてもいいかもしれません。
 以降も続編はいくつも作られましたが、例によってだんだん…な評価になってしまいます(笑)。やはり最初の作品、あとはせいぜい「2」くらいまでがいいとこですね。

「ポゼッション(POSSESION)」
 1981年、フランス、西ドイツ合作作品。監督アンジェイ・ズラウスキ。主演はあのイザベル・アジャーニ(ノスフェラトゥ、サブウェイ、イシュタールなど)、サム・ニール(ジュラシックパーク、マウス オブ マッドネスなど)。現代を舞台とした120分を越える長編ホラーファンタジー(笑)作品です。
 妻を子を半ば捨てるように家を出た男は、久々に会った妻の秘密に気付く。彼女の背後には「謎の存在」が蠢いているようだった。やがてこの事実は妻の今の愛人も知ることとなるが、それによって錯乱した愛人は、彼をゆすろうとし、彼はその愛人を殺してしまう…。やがて「謎の存在」の姿が明らかになるが、それは人間ではなく、異様な姿の化け物のような存在であり、あろうことか妻はそれと「関係」を持ち、身篭って…。
 作品として観ると「これだからフランス映画は…」(西ドイツとの合作ではありますが)とか思ってしまいます。なにせ「わかりにくい」のです。この映画を解説した別の書物によれば、「謎の存在」は「宇宙から到来した化け物と書いてありましたが「えっそうなの?」って感じです(笑)。ほんとわからない「難解」な映画です。DMの皆さんはこの作品からその難解さを参考として得てはいけません(笑)。観る者の精神をかき乱し、心騒がせるその特異な空気、恐ろしさだけを参考にしましょう(無茶言うな(笑))。
 実際にはあんまり参考にはならないかもしれませんが、管理者のアジャーニ好きによってあえて載せときます(笑)。なにせこの作品はイザベル・アジャーニの魅力大爆発の作品です。この作品の彼女が一番好きかも。なんと美しく愛らしいその姿はまさに(続くので以下略)。

「ポルターガイスト(POLTERGEIST)」
 1982年、アメリカ作品。監督は、トビー・フーパー(「悪魔のいけにえ」、「スペースバンパイア」等)。製作、脚本は、スティーヴン・スピルバーグほか。出演は、クレイグ・T・ネルソン、ジョベス・ウィリアムズ、ドミニク・ダン、ヘザー・オルーク、ゼルダ・ルビンスタインなど。
 閑静な住宅街に引っ越してきた、主人公フリーリング一家。新しい生活を始めた一家だったが、物がひとりでに動く怪奇現象が起こるようになる。ある嵐の夜、庭の樹が一家を襲い、さらには幼い娘が行方不明になってしまう。一家は、超心理学者、霊媒師の助けを借りるが、怪奇現象は止まらない。やがて、家が建っている土地には、もともと墓地があったという事実が明らかになる。怪奇現象はさらに続き、ついにそれはピークを迎える…。
 ポルターガイスト現象をそのタイトルにした、心霊ホラー映画です。放送が終わった後の深夜のテレビに話しかける少女の姿はポスターなどにも使われ、強烈に印象に残っています。心霊ホラーとはいっても、ジャパニーズホラーとは全く違い、現象の描写は後半、特にストレートになります、個人的には前半部の「静かなる霊現象」の数々が、いろいろと雰囲気作りには参考になるのではと思います。テレビ放映で初めてこの作品を観た当時は、とても怖かった覚えがありますね。怪奇現象映画としてはメジャーなので、是非一度ご覧になることをお勧めします。

「ポルターガイスト2(Poltergeist:The Other Side)」
 1986年、アメリカ作品。監督は、ブライアン・ギフソン。出演は、クレイグ・T・ネルソン、ジョベス・ウイリアムズ、ヘザー・オルーク、ゼルダ・ルイビンスタイン、ウィル・サンプソン、ジュリアン・ベックなど。
 心霊現象によって家を失ったフリーリング一家。家のあった場所を離れて暮らしていたが、やがて一家の周りで再び心霊現象が起こり始める。心霊現象のそもそもの原因は、その昔、家の敷地にあった墓地のさらに地下深くに、異常な精神の牧師に終末の到来を説かれた多くの民が集団自殺した場所があったこと。そしてその牧師は、死後、さらにその異常性を増し、ヘザー・オルーク演じる少女の無垢な魂に魅せられ、それを渇望していたためだった。激しさを増す怪異な現象。姿を現す異界の存在。一家は祈祷師とともに、悪霊となった牧師との戦いに巻き込まれていきます…。
 「ポルターガイスト」(1982)の続編です。前作に比べると、直截的な描写やシーンが多く、賛否両論あるようですね。ケイン牧師という悪霊の親玉的な存在が登場することにより、「敵ボス」がはっきりしているため、確かにより単純な構成にも思えなくもないのは確かです。
 撮影終了後、出演したウィル・サンプソン、ジュリアン・ベックの2名が病死。また、前作の公開直後に、前作の出演者ドミニク・ダンが交際相手によって殺害されていたこともあり、公開当時は「いわくつきの映画の続編」として物議を醸していたのを覚えています。

「ホーンティング(THE HAUNTING)」
 1999年アメリカ、ドリームワークス作品。郊外に建つ、夜になると誰も近付かないという古い屋敷。城ほど大きなその屋敷には、不眠症の研究と称して数人の人々が集められたが、実は「恐怖と反応」という研究が目的の一種の実験だった。やがて被験者の1人、主人公が実は今は亡き館の住人の子孫である事がわかり、続いて130年前に館で起こった事実が明らかになっていく。捕われのままの子供たちの霊。そして死してもなお彼らを脅かす、邪悪なかつての館の主の霊の存在。館の内部では霊現象が起こり、主人公たちを襲います…。
 怪現象は最新の映像技術で描かれていて凄いのですが、映像の凄さが先にたって、霊現象の恐怖感などはあまり感じられません。フィルティペットらによる映像は派手で凄いんですけどね。この辺りは往年の名作「悪魔の棲む家」「ポルターガイスト」の各シリーズとは対象的です。途中、屋敷に置いてある彫像が動き出すシーンがありますが、ここは「ガーゴイル」が動き出すような映像に見えるので、その辺参考にはなるかな(笑)。


行】

「マウス オブ マッドネス(in the MOUTH of MADNESS)」
 ジョン・カーペンター監督作品。主演は「ジュラシックパーク」のサム・ニール。舞台は現代だし、ファンタジーでもない。それもそのはず、この作品は、かのH.P.ラヴクラフト原作の短編(In the Mouth of Madness)を映画化したものだからです。その全編に漂う底知れぬ恐怖と交錯する現実。見ている方も、まさに狂気の顎の中へと落ちていくかのような感覚にとらわれます。その内容もあいまって、人によって好き嫌いがとにかくはっきりとする作品だと思いますが、私は好き。
 なぜこんなのが資料映画かというと、Water Dragonは使用システムはD&D(R)にも関わらず、ホラーやオカルトなシナリオ(というよりマスタリングの問題かな)をやるのも結構好きなので。とはいってもこの手の映画をそのまんまシナリオにするのではなく、恐怖や幻想感を与えるマスタリングを目指すという点で、雰囲気を参考にするというものです。
 興味がおありの方はどうぞ。あまり万人にはお薦めできませんが(笑)。

「魔界転生(まかいてんしょう)
 1981年東映。故 深作欣二監督作品。出演は、千葉真一(柳生十兵衛三巌)、沢田研二(天草四郎時貞)、佳那晃子(細川ガラシャ)、真田広之(伊賀の霧丸)、故 室田日出男(宝蔵院胤舜)、丹波哲郎(刀匠村正)、緒形拳(宮本武蔵)、故 若山富三郎(柳生但馬守宗矩)。故 山田風太郎 原作の小説をベースにして、別物に近いほどアレンジして作られた作品です(ちなみに細川ガラシャ、伊賀の霧丸、刀匠村正は原作には登場してません。)。
 350年前、島原の乱にて、12万の幕府軍は、一揆に加担した3万7千人の民をことごとく惨殺。その勝利の祝いの夜、怨念とともに天草四郎時貞が冥府から蘇ります。彼は助けを求める人々の血みどろの祈りに応えなかった神を呪い、悪魔と手を結びます…。
 やがて、彼は名だたる剣豪など、幾人もの死者たちを冥府から蘇らせ、大地に呪いをかけて幕府の転覆を目論みます。柳生親子は、天草四郎の目論見に気づき、その前に立ちふさがりますが…。
 日本映画の傑作です。日本的ファンタジー作品と呼べる作品の中では、間違いなく最高クラスの作品です。一度観ておいて損はありません。DVDも出ているので、買ってしまうのも悪くありません。とにかく個人的にはお勧めです。
 細部を観て台詞を細かく聞いていると、様々な興味深い点が読みとれ、面白いです。どうやら、天草四郎が盟約を結んだ悪魔(devil)は、「蠅の王」たるあの方のようです。また、天草四郎が細川ガラシャの霊を召喚する際に唱えている呪文(念仏のような抑揚ですが)は、(ほぼ)本物の「ソロモン王の呪文」です。やばい…。
 沢田研二扮する天草四郎時貞は、怪しい耽美さを漂わせており、まさに魔界の者といった感じ。某サムライ格闘ゲームに登場するのとは えらい違いです(笑)。また、千葉真一扮する柳生十兵衛三厳は、その迫力、男っぽさでまさにハマり役となり、千葉氏は他のいくつかの作品でも、同じく「十兵衛」を演じることになりました。確かに、凄腕の剣士としての凄味も、充分に感じさせてくれます。
 この作品、歴史ファンタジーか、ホラーか迷った挙げ句、こちらのカテゴリーに収録しました。

「魔界転生(まかいてんしょう)」
>>公式サイト
 2003年日本、平山秀幸監督作品。出演は、佐藤浩市(柳生十兵衛三巌)、窪塚洋介(天草四郎時貞)、麻生久美子(クララお品)、中村嘉葎雄(柳生但馬守宗矩)、杉本哲太(徳川頼宣)、加藤雅也(荒木又右衛門)、古田新太(宝蔵院胤舜)、長塚京三(宮本武蔵)など。
 故 深作欣二監督の作品と同様、故 山田風太郎 原作の小説をベースに別物近くまでアレンジして作られた作品ですが、こちらの方が「やや」原作に近いようです(あくまでも比較したらの話ですが。)。
 島原の乱は、12万もの討伐軍により、今まさに決着が着こうとしていました。総大将、天草四郎時貞は、必死の祈りに応えることのなかった神への憤りを感じながら、ついに命を絶たれます。そして…。天草四郎は大いなる怨念に染まり、生前から影のように従うクララお品と共に、冥府から甦ります。蘇った天草四朗は、名だたる剣豪、兵法家たちを魔界の者として転生させ、また、徳川頼宣を惑わして、その野望に火をつけます。そして彼らの野望、企みは様々な人々を巻き込み、やがて柳生の里で気楽に暮らしていた柳生十兵衛もまた、恐るべき争乱に巻き込まれていきます…。
 深作版のリメイクか、小説版の映像化なのか、微妙な作品のようではあります。先の「深作版」と比較してしまうのはよくないのでしょうが、私自身、やはりどうしても比較しながら観てしまいました。「深作版」と「平山版(芸能界では窪塚版と言われるかもしれませんが)」のDVDがあって、どちらを買うか?と言われたら…。私は…(内緒)。
 殺陣のシーンはスピード感、迫力もあり、なんと言っても「キレ」が感じられました(効果音のせいもあるでしょうが)。また、死者の転生シーンや、転生した者が滅ぶシーンなど、多少ファンタジック(っていうよりホラー的か?)なシーンもあります。深作版よりも、映像美や疾走感という意味では、より現代的に洗練された作品なのかもしれません(善し悪しは別ですけどね)。
 キャスティングが話題になる事が多かったようですが、私自身の感想は微妙です。魔界の者、天草四郎の出で立ちとしては、"窪塚四郎"に違和感は感じられませんでした。ただし、喋ると、なにやら不思議な(違和感ほどではないにしても)感じが(笑)。まあ、深作版の沢田研二とは、全くタイプの異なる四郎であるのは確かです。比較してしまうのも、ある意味仕方ない部分なのかもしれないので、そこら辺の違和感は、評価ではなく、あくまでも個人の印象の域を出ません。ちなみに、魔界の者として甦る前、島原の乱での人間、若き総大将としての天草四郎は、窪塚洋介のイメージが違和感なく重なり、とても自然に見えたのは確かです。
 この作品、ベテラン俳優が周囲を固め、お話に重厚さや渋味を加えてくれています。中村嘉葎雄が演じる柳生但馬守宗矩は、演技の緩急の差が激しく見え、深作版の若山富三郎や、「柳生一族の陰謀」の萬屋錦之介のイメージがあった私には、("緩"の部分が)少々とまどってしまい、妙に違和感として感じられた部分です。しかし、さすがはベテラン、急の演技の迫力はさすがです。佐藤浩市の扮する柳生十兵衛三厳は、最初"隻眼"では無いのも新鮮でしたが(笑)、殺陣には力が感じられ、若き十兵衛という感じでよかったです。宝蔵院胤舜を演じた、劇団☆新感線の古田新太は、意外に違和感なく、貫禄も感じさせてくれました。…で、宮本武蔵…長塚京三さんは決して嫌いな俳優ではないんですが…。武蔵としてはイメージ的に…(以下略)。

 比較対象としてでも構いませんから、一度ご覧になってみるのもいいでしょう。"チャンバラ"好きの人なら、是非ご覧になって下さい。
 最期に…麻生久美子演じるクララお品の怪しい美しさ…最高です(笑)。

「ミート・オブ・ザ・デッド(DEAD MEAT)」
 2004年、アイルランド作品。監督、脚本、編集は、コナー・マクマホン。出演は、マリアン・アラージョ、デヴィッド・マイラート、エオイン・ウェレンなど。
 舞台はアイルランド。マーティンとヘレナは、田舎道を車で走っていた際、誤って車で人を撥ねてしまう。動かなくなった被害者に近付いた途端、「それ」は突然動き出し、マーティンの首に噛み付く。助けを求め、近くの民家へと向かった女性ヘレナを襲う、さらなる惨劇……。
 アイルランド映画ってだけで結構珍しいのですが、さらに珍しいゾンビ映画です。ちょっとネタバレかもしれませんが、本作でのゾンビ事件の発端はBSE(狂牛病)に関わりがあるらしく、その関係で、とても珍しい「牛のゾンビ」が登場します(外見は単なる牛ですがw)。他にも、立ったまま眠ってる(活動停止?)ゾンビなんていう、これまた珍しいシーンもあります。
 ゾンビが徘徊する野外を、安全な場所を目指して移動する登場人物たち。物影や暗闇から歩み寄ってくる死人たち。。作りそのものは少し安っぽいのですが、最近観たゾンビ映画の中では、比較的楽しめた作品でした。それに、賛否の程はともかく、BSEの変形種に起因する…っていうか珍しい原因によるゾンビの発生も、なかなかに斬新でw

「メサイア・オブ・ザ・デッド(Messiah of The Dead)」 NEW
 1973年、アメリカ作品(89分)。製作は、グロリア・カッツ(「ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀」製作・脚本、「アメリカン・グラフィティ」脚本等)。監督は、ウィラード・ハイク(「ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀」等)。脚本は、ウィラード・ハイクとグロリア・カッツ。出演は、マイケル・グリーア、マリアンナ・ヒル(「スキゾイド」、「ゴッドファーザーPART II」等)、ジョイ・バン、エリシャ・クックJr(「ローズマリーの赤ちゃん」、「死霊伝説」等)など。ちなみに、製作のグロリア・カッツは、監督ウィラード・ハイクの奥さんだそうです。
 冒頭、何者かから逃げる男が出会った少女。少女は、無言のまま、助けを求める男の喉をカミソリで切り裂く…。続くシーンでは、精神に異常を来した女性の独白…。いきなりよく分かりませんが、主なストーリーとしては、行方不明の父を捜しに海辺の町にやって来た娘。やがて、その周囲では、様々な陰惨な、不気味な出来事が続いていきます。娘は、町で出会った若者たちと、父の家で共同生活を始めますが、残された父の記録から、町に残る不気味な伝説を知ります…。
 結構古い映画です。私は、実はオール映画版字幕無しのものしか観たことがないので、ストーリーの細かい部分についてまでは把握していません。とにかく、町の人々が、だんだんとゾンビ化というか、死人化していき、若者たちが、1人また1人と犠牲になっていきます。スーパーマーケットで生肉を貪る死人と化した人々に気付かれ、襲われたり、映画館で、いつの間にか、周囲の座席が、ゾンビ化した人々で占められ、気づいた時には時既に遅し…。と、言葉では上手く伝えにくいのですが、独特のシチュエーションや雰囲気で迫る、ホラー映画です。ゾンビというか、死人たちは多数登場しますが、感染するというよりは、だんだんと死人化していくというか(突然、死人化することも)、何かの呪いか、町の空気にやられるとか、そういう感じです。ハッキリと生者の肉を食べるシーンがあるわけではなく、人間のように走ったりもするし、不思議な存在です。ちなみに、いわゆる“ゾンビメイク”ではなく、顔色が悪いっていうだけのメイクです。
 ゾンビ映画というよりは、ホラー映画ですね。ストーリーがはっきり分からないんですが、独特の雰囲気、醸し出すホラー感がなかなかいいです(派手なゾンビ映画ではなくので、かなり好き嫌いがあると思います)。字幕版が手に入るようなら、ちゃんと観てみたいです。ちなみに、どうでもいいことですが、登場するメインの女性登場人物のうち2人が、すごいプロポーションです。うち1人は、スーパーマーケットで襲われてしまいますが、それがまたアレで…。


「モンスターパニック(MONSTER Humanoids From The Deep)」
 1980年、アメリカ。80分。製作総指揮は、ロジャー・コーマン(「ピラニア」等)。監督は、バーバラ・ピータース。出演は、ダグ・マクルーア(「恐竜の島」、「アトランティス 7つの海底都市」等)、アン・ターケル、ヴィック・モロー(「COMBAT」等)など。
 アメリカ太平洋岸の、とある漁港町。不漁、そして景気の低迷に苦しむ町は、缶詰工場の誘致に期待をかける一方、一部のインディアン住民たちは、先祖の土地への工場建設に反対していた。そんな中、海では恐ろしい事件が頻発する。多数の犬の惨殺、謎の事故による漁船の爆発、海岸での何者かによるカップルたちの襲撃。事件を起こしていたのは、身の丈約2メートル、全身をドロドロの粘液に覆われ、鋭い爪と歯をもつ怪物たちだった。
 事件を調べていた地域のリーダー的人物ジム、そして女性科学者スーザンたちは、多数の怪物と遭遇し、行方不明になっていた女性を発見、救出する。怪物の死体を調べた結果、缶詰工場のタンクから、成長促進ホルモンを投与した多数の鮭が逃げ出した事件が関連するという仮説が浮かび上がる。怪物は、一世代で数段階もの進化を遂げていたのだった。町で「鮭祭り」が開催される夜、ついに怪物たちが大挙して押し寄せ、人々はパニックに陥るが…
 魚が変異を起こして生まれた、半魚人的なモンスターが人間に牙を向くパニック作品です。モンスターの造形的には特にどうこういうことはないのですが…。このモンスター、カップルを襲って男は殺しますが、女は殺しません。種族保存のため、殺さずに…強○してしまいます。そして、作品の最後には、最初に襲われた女性から、あるものが生まれます。AVほど生々しい映像こそないものの、中学生くらいの頃、初めてテレビ放送でこの作品を観た私は、"そのシーン"に衝撃を受けてしまった記憶がありますね。作品そのものは、まあB級というかC級なのですが、人間が半魚人的モンスターの仔を孕むというシチュエーションは、ある意味、クトゥルゥ神話での深きもの、インスマスの民を彷彿とさせます(本作とは全く関係ありませんが)。


行】

「妖怪大戦争」(1968)
 1968年、大映映画。監督は、黒田義之。出演は、青山良彦、橋本 力、黒木 現、川崎あかね、大川 修、神田 隆など。古代バビロニア遺跡を盗掘しようとした盗賊により、古代の異形の吸血妖怪ダイモンが目覚める。やがて姿を変えて日本に飛来したダイモンは、ある地の代官に憑り付き、以後、代官として民衆を虐げるようになる。よそ者の妖怪の悪行に怒った日本妖怪たちはこれに立ち向かうが、ダイモンは手ごわく、返り討ちにされてしまう。敗北した日本妖怪たちは、日本妖怪の意地と誇りのため、日本全国の妖怪たちを召集し、一丸となってダイモンに立ち向かうのだった…。
 当時の特撮技術や着ぐるみによって描かれた妖怪たちの姿は、現代のCG等の特撮映像と比べると、さすがに見劣りがし、牧歌的でさえあります。しかし、独特の雰囲気を持った作品で、昔懐かしの妖怪映画といった作品です。機会があれば、ご覧になることをお勧めします。ラストの妖怪たちの行列は、まるで百鬼夜行のようで、いい雰囲気だしてます。

「妖怪大戦争」(2005)
 2005年、角川映画。監督は、三池崇史(「着信アリ」、「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」等)。出演は、神木隆之介、南 果歩、菅原文太、成海璃子、宮迫博之、佐野史郎など。この他、妖怪としてさらに多くの有名人が出演しています。また、水木しげる、荒俣宏、京極夏彦、宮部みゆきからなる「プロデュースチーム「怪」」がプロデュースとして関わっているようです(映画本編にも出演)。
 両親の離婚により、母の実家がある鳥取県に引っ越した少年タダシは、母と祖父との3人暮らし。気が弱く都会育ちの彼は、学校ではいじめられていた。そんな彼だったが、地元の祭りの夜、「麒麟送士」に選ばれてしまったことをきっかけに、不気味だけど気のいい妖怪たちと出会う。この出会いが、彼を魔人 加藤保憲との戦いに引きずり込んでいくことになるのだった。
 1968年の同名映画のリメイク企画だそうですが、ストーリーは全く異なる別の作品になっています。非常に多くの妖怪が登場し、それらに様々な有名人が扮しているので、観ながらそれを探すのも楽しいかも。子供と一緒に楽しく観ることのできる、お気楽な映画なので、これはこれでよいかと思います。


行】

「ランド・オブ・ザ・デッド(LAND OF THE DEAD)」
>>公式サイト
 監督は、ゾンビ映画界の""、ジョージ・A・ロメロ(「NIGHT OF THE LIVING DEAD」「ゾンビ(DAWN OF THE DEAD)」「死霊のえじき(Day of the Dead)」等)。出演は、サイモン・ベイカー、ジョン・レグイザモ、デニス・ホッパー(「イージーライダー」等)、アーシア・アルジェント(「デモンズ」等)など。
 いわゆるゾンビ3部作の続編となる、第4作目。今回の舞台は、世界がゾンビに溢れ、生き残った人間が暮らす、フェンスと川で囲まれた都市。人々は、上流階層と、貧困層に分かれていた。都市で組織された軍隊は、ゾンビで溢れる周囲の町へと、物資調達に出動を繰り返している。
 都市の支配者カウフマンによって上流階層への仲間入りを断られた傭兵チョロは、仲間と共に装甲トラック「デッドレコニング号」を奪い、ミサイルで都市を破壊すると脅迫する。攻撃までの時間が迫る中、知能が少しずつ甦ってきたゾンビたちの群れは、都市へと迫ろうとしていた…
 久々のロメロ監督作品です。さすがというか、ゾンビ映画の醍醐味的シーンも多く、ゾンビ映画ファンには見ごたえがあります。ゾンビに知能が甦ってくる(思い出してくる?)の経緯が不明確だったりするのは確かですが、ゾンビ映画としては「さすが」といったところです。
 ちなみに、「ショーン・オブ・ザ・デッド」の監督エドガー・ライトと主演サイモン・ペッグが、ほんのちょっとだけ友情出演してます。さて、どこでしょう?w

「レジェンド オブ スリーピーホロウ(The Legend of Sleepy Hollow)」

 1999年アメリカ作品。一時話題になったあの「スリーピー・ホロウ」とは全く別の作品。レンタル屋さんで間違ってこの作品を借りて観て、あの「スリーピー・ホロウ」とは違う事に気付かず「なぁんだこんなもんか」って思ってる人も結構いるかも。かく言う私も、最初間違って借りてしまった一人です(笑)。元ネタになってる伝承が果たしてどのくらい有名なのかはよく知りませんが、この作品も「スリーピーホロウ」と同様、首無し騎士が登場です(当然か)。
 ただしこちらは主人公のイカボットの職業が教師だったりとか、なんかマヌケでカッコ悪いとか、肝心の首無し騎士も笑えてしまうとか、いろいろと違う部分は多いようです。なによりの違いは観た後の評価の低さ(笑)。感想は一言「紛らわしいものリリースしおって」。これにつきます(笑)。
 ちなみに、聞くところによると「スリーピーホロウ」よりは、こちらの方が、もともとの「首なし騎士」のお話には忠実なんだそうです。