グリームウッド家の料理帳
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「わたしはグリムウッド家のお屋敷に奉公している召使いです。他の貴族様の大きなお屋敷には儀典官とかいう役職の人とか、たくさんの料理人やら宴会の係の人がいるそうですね。でもうちの旦那様はあまり「贅を尽くす」っていうのがお好きでないみたい。雇ってる料理人は1人だし、大きな宴会を開かれることは少ないし…。すっごく贅沢な貴族様は大勢の料理人を雇ってて、大宴会も芝居がかった派手なものなんですってね。話には聞いたことありますよ。」

「うちの料理長…あ、料理人は一人だけだけど、そう呼べって言われてるのよね。うちの料理長は昔、贅沢三昧の貴族のお屋敷で料理人をしてたこともあるんですって。えっとその料理長は昔作ってた豪華料理なんか最近は作ることはなかなかないんだけど、よく昔話と一緒にそんな料理のことを話してくれるんです。もともと話し好きなのか、教えたがりなのかわからないけど(笑)…。私は旦那さまのお言いつけもあって、そんな料理長の話を記録してるんです。結構えらいでしょ?。たまにこうやってお料理のことを訪ねに来るお客さまもいらっしゃるし…。」

「料理帳を見てみます?」

 「見る」  「いや、またにしとく(食のトップへ戻る)」 

 
「なんで料理長が出てこないの?」


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